フィンランドの学校に行こう!

フィンランドの教育を通して日本の教育を見つめ直す。

2019-01-01から1年間の記事一覧

5年間を振り返る。

【5年間を振り返る】 本日のこちらのブログでは、私が5年前から毎年Facebookで12月31日に更新していた記事をまとめてみました。今私は、フィンランドで教員として勤めながら、来年度から沖永良部島で子どもの学び場を地域の方と協働で作っていきます(^^) 振…

働き方とミッションについて考える@さるさん

Moi(フィンランド語でこんにちは)! 本日、zoomを使って鹿児島の教育に関わる方々と、さるさんとで勉強会に参加してきました。 とても勉強になる80分間になりました。 今日本で、働き方改革が進む中で、教師の生産性を高める1冊「全バカ」がTwitter上で話…

フィンランド教育の教科書

「皆さんはフィンランド教育と聞いてどんな印象を持ちますか?」 1. はじめに 2. 教育と繋がるフィンランドの文化 ① 家族を大切にする ② 森とフィンランド 3. フィンランド教育の概要 ① フィンランド教育改革の歴史 4. 「幸せ」に生きるために ① フィンラン…

フィンランド教育を通して「学校の当たり前を問う」

今注目を浴びている1冊の本。 公立中学校長の改革者である麹町中学校・工藤勇一校長先生の著書 『学校の「当たり前」をやめた』 この本を読むと、フィンランド教育の改革を見ているような感覚になりました。 そして、多くの人が、この本を読んで、工藤校長先…

北欧3か国の教室にある合理的配慮を比較

前回は、一人一人に配慮したフィンランドの教室環境についてまとめてみました。 スウェーデンの小学校の教室の写真 フィンランドの教室の合理的配慮について実際の教室環境を以下のユーチューブから紹介しています!(^^ 【☆必見☆フィンランドの教室環境】日…

一人一人に配慮したフィンランドの教室環境を公開

フィンランドでは、一人一人に合わせた学習環境が整っていると言われているけど、実際に子どもたちはどのような環境で学んでいるの? 本日のブログでは、フィンランドの教室環境について、写真(15枚)をたっぷりと使いながら、とにかく分かりやすく説明して…

ついにフィンランドに帰国!!!

「ついにフィンランドに帰国???」 私がイギリスに来て、2週間が経過しました。 この2週間は、本当に色々な出来事や自分の中に変化があったように感じました。 沢山自分の中の弱い自分、迷っている自分、不安な自分、責任から押しつぶされそうになっていた…

【イベント当日】私と先生#せんせいさいこう

「私を変えてくれた先生の言葉」 1. はじめに「Teacher Aideのイベントについて」 2. 私を変えてくれた先生と先生の言葉 3. 私にとっての先生 1. はじめに「Teacher Aideのイベントについて」 本日、Teacher Aideのイベントの1つ「#せんせいさいこう」がtwit…

北欧3ヶ国と日本の教育を比較〜質の高い公教育を創る工夫〜

「教育で大切なことは何か?」 1. はじめに 2. 学校選択制について ① フィンランドと日本「家から一番近い学校に通う制度」 ・フィンランドの例 ・日本の例 ② オランダとスウェーデン「究極の学校選択制度」 ・オランダの例 ・スウェーデンの例 3. 最後に 1.…

【イベント告知】いま、聴いてほしい ぼくたち わたしたちの声

皆さん、こんにちは! 1. はじめに「新しい試み」 2. イベントの案内 ① なぜ、イベントが行われるのか? ② イベントの詳細 ③ このイベントの魅力 ④ 主催者の想い 3. 最後に 1. はじめに「新しい試み」 ブログを初めて2年間が経過しました。私にとっても、初…

フィンランドの高校生主体の研修旅行プロジェクト

「高校生主体の研修旅行プロジェクト」 この学習モデルは面白い!日本に取り入れられそうな取り組みです! フィンランドの新学習指導要領がベースに作られています!!(必見です!) *今年の5月に行われたフィンランドの高校生の修学旅行の様子 今回紹介す…

小規模校を活かしたフィンランド・オランダの個別最適化教育

「小規模校は、ポジティブな印象とネガティブな印象のどちらを受けますか?」 1. 背景 2. 小規模校のメリットを活かした教育実践例 ① フィンランドの例 ・複式学級の導入 ・一人一人に合わせた教育環境作り ② オランダのイエナプラン教育の例 ・個別学習 ・…

What is happening to me now ?

In this blog, I will tell 3 things. Especially, I want to tell about what is happening to me now. 1. Thanksfull for everyone 2. What is happening to me? 3. What's my vision for my life? 1. Thanksfull for everyone Actualy, I want to say tha…

初のオンラインでの日本語の授業

私は、今フィンランドの高校で日本語の先生をしています。 今週、私はオンラインで日本語の授業をすることになりました。そこで、本日のブログでは、オンラインで授業をする上で大切なことについてまとめてみようと思います。 *イギリスのロンドン中心部の朝…

イギリスで気付いた大切なこと

イギリスで気付いた大切なこと。 私は、今フィンランドでのワーキングビザを待っている間にイギリスに来ています。 イギリスに来て、今まで見えていなかった自分と向き合えています。 イギリスに来て2日間を過ごして、気付いたこと。 同年代の友達と遊んだの…

次は、自分が誰かの支えになるために...

私は、今イギリスの空港にいます。理由はこちら(-^-^-) 私は、今この文章を、イギリスに向かう飛行機の中で書いています。 今回は、フィンランドに滞在できなくなる(推測)ショックから立ち直るに1週間かかりました。(今は、ビザの申請結果を行政裁判所か…

「運」転者になるために。イギリスに向かう電車で考えてみた。

「今、私は何と戦っているのか?」 私は、今イギリスに向かっています。理由は、このルールと戦っているからです。 日本パスポート保持者は、シェンゲン協定加盟国にビザなしの入国が可能。現地での長期滞在ビザを保有しない日本人がシェンゲン圏に滞在でき…

私がフィンランドでやりたい50のこと

「自分のビザの状況が学校中に広がった日・・・」 この日も朝1日起きてから、メールを何度も確認する1日になりました。 本日ビザの結果が降りる予定でしたが、今の段階で返事は来ていません。 思えば、「日本とフィンランドの架け橋になりたい。」 そう思っ…

校長先生と私の放課後の「対話」

「顔が疲れているように見えるよ。」 メールボックスを毎時間確認するドキドキ感。 メールが届く度にドキドキする感覚。 好きな人に告白して、返事を待っている感覚笑 久しぶりの心臓がはちきれそうになるドキドキ感。 そんな1日を過ごしています。 今私は…

フィンランドのワーキングビザが下りなかった訳

「なぜ、フィンランドでワーキングビザが下りなかったのか?」 先週の金曜日に、フィンランドの移民局から通知が来ました。 フィンランド入国管理局は、申請者に居住許可を付与していません。 昨日のブログで書いたように、半年間かけて準備してきたワーキン…

【最終章】フィンランドで教員として働く道のり

フィンランドで教員として働くまでの道のり.... 本日のブログは、フィンランドで教員をする道のりの最終章です。 正直、今の自分の気持ちは、前向きに物事を捉えるのに必死です。正直、ここまでフィンランドで働くことが''険しい''道のりになるとは思ってい…

なぜ、私がフィンランド教育を発信し続けるのか?

「教育をよりよくしていきたい」 「なぜ私がフィンランドで先生をして、フィンランド教育を発信し続けているのか?」フィンランドで教師生活を始めて、2ヶ月が経とうとしています。残り4ヶ月で帰国です。「果たして、自分がフィンランドで先生をする意味はあ…

''他者を尊重する心''を育むフィンランドのインクルーシブ教育

「インクルーシブ教育を機能させるために必要な''何か''」 フィンランドを含めた、ヨーロッパ諸国では、インクルーシブ教育を学校教育の中で推進する動きがあり、今学校教育の中でその基盤は作られつつあります。「何が、インクルーシブ教育を成功させている…

海外に''不登校''という概念は存在しない?

「学校は何のためにあるのか?」 *写真はフィンランドの子供達の授業風景です。 フィンランドでは、ソファに座って学ぶ子どももいれば、床に座って学んでいる子どもたちもいます。「どうやったら自分は集中できるのか?」子ども自身で試行錯誤をしながら、…

日本の子どもに必要な''地域の中にある居場所''について

「フィンランドの子どもたちの放課後の過ごし方とは?」 1. はじめに 2. フィンランドの子どもの放課後の過ごし方 ① 小学生「プレイパーク」 ・プレイパークの役割 ・施設紹介 ・運営方法 ② 中学生〜専門学生「ユースセンター」 ・ユースセンターの役割 ・施…

フィンランド教育を日本に取り入れてみた。

フィンランドの教育現場で働き始めて2ヶ月が過ぎようとしています。2ヶ月が過ぎて、「日本に戻り、自分にできることは何か?」「果たして自分にできることはあるのだろうか?」そもそも、フィンランドの学校現場で学び、日本に帰国して、人々の価値観や考え…

フィンランドの先生の''幸せな''働き方に関して

「フィンランドの先生の勤務時間とは?」 近年、教員の仕事もニーズが多様化し、世界共通で忙しくなってきているのも事実です。最近では、どこの国でも教員不足が課題になっており、子どもの「学ぶ権利」を保証するためにも、日本でもしっかりと考えていかな…

「幸せに生きる」フィンランドのキャリア教育

「フィンランドのキャリア教育の3つのポイント」 ・「自分が何をして生きたいのか?」 ・「選択肢の多い社会」の中での「自己決定力」 ・「自尊心と自己肯定感」 これらの3つが少しずつ育まれることによって、フィンランドの子どもは少しずつ「幸せに生きる…

肯定的な「自尊感情」を育むフィンランドの性教育

「性教育と聞いてあなたはどんな印象を受けますか?」 日本で馴染みのない「性教育」ですが、実際にフィンランドでは、何を目的とし、どのようにして性教育が行われているのでしょうか?私自身、日本の学校教育の中で学んだ性教育の知識は殆ど皆無でした。そ…

フィンランドの性教育の絵本(幼児編)

「小さな赤ちゃんはどうやって生まれるの?」 本日ご紹介する幼児向けの本はこちらです。なかなか、子どもに性について聞かれた時に説明することに困っている先生、保護者の方が多くいると思います。この本では、子どもが誕生するまでを、パートナーとの出会…