フィンランドの学校に行こう!

フィンランドの教育を通して日本の教育を見つめ直す。

【イベント告知】いま、聴いてほしい ぼくたち わたしたちの声

皆さん、こんにちは!

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1. はじめに「新しい試み」

ブログを初めて2年間が経過しました。私にとっても、初めての試みになります。これから行う取り組みは、私が共感した教育イベントの広報をブログを通じて行なって行きたいと思っています。

「なぜ、ブログを通じて告知を行うのか?」

イベントを行うにあたり、応募フォームだけでは、伝えきれない魅力があると感じています。実際に、イベントを主催する人の想いを聴いてみると、とても魅力的だと想うことがこれまでに何度もありました。私自身も、行けば良かったと何度も後悔することがありました。

「行かないで後悔より、行って良かったと思える人が増えて欲しい。」

私自身も、講演会やイベントを通して、新しい価値観と出会い、少しずつ自分のやりたいことがカタチになったり、素敵な方と繋がり今の自分があります。何かを始める時、何かに行き詰まっている時、そんな時に同じような目的を持って活動している人と話を聞くことで何かが繋がって行くと思います。そう思って、告知のブログを書いてみたいと思います。

 

2. イベントの案内

① なぜ、イベントが行われるのか?

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こちらのイベントは、不登校をテーマにしたものになります。最近日本でも、文部科学省不登校に関する新しい通知を出しました。

大きな変更点としては、こちらの文言です。

(旧)

出席扱い等の要件
不登校児童生徒が自宅においてIT等を活用した学習活動を行うとき,当該児童生徒が在籍する学校の長は,下記の要件を満たすとともに,その学習活動が学校への復帰に向けての取組であることを前提とし,かつ,不登校児童生徒の自立を助けるうえで有効・適切であると判断する場合に,指導要録上出席扱いとすること及びその成果を評価に反映することができる。

(新)

支援の視点
不登校児童生徒への支援は,「学校に登校する」という結果のみを目標にするのではなく,児童生徒が自らの進路を主体的に捉えて,社会的に自立することを目指す必要があること。また,児童生徒によっては,不登校の時期が休養や自分を見つめ直す等の積極的な意味を持つことがある一方で,学業の遅れや進路選択上の不利益や社会的自立へのリスクが存在することに留意すること。

詳しくはこちらです。

単純比較できる項目ではありませんが、国が大きく考え方を変えたことは伝わると思います。大きな変化は、不登校支援の目的が、学校復帰が目的ではなくなったことです。これにより、学校側の不登校支援のあり方も大きく変わってくると思いますが、ここで大切なのは、各学校がこの文書をどう受け止め、今後不登校児童をどのように対応していくのかを、しっかり議論する必要があります。これまでは、学校復帰が目的とされていたので、不登校の子どもに対して、家庭訪問や保護者への電話入れが行われていたのが、責任転嫁で、支援の場所が無くなることが懸念点として考えられます。現状、学校外での学びが認められることになっても、不登校児童生徒の教育機会(フリースクール等)は家庭が負担することになります。

また、地域によっては、フリースクールが無い地域も多数存在します。地域の現状に合わせて、地域の不登校の子どもをどのように救うのかを地域単位でも考えていく必要性を感じます。

私は、来年度から沖永良部で、この分野にコミットする予定です。

今回のブログで紹介する、イベントは、フリースクールに通う中で、国が定める児童生徒が自らの進路を主体的に捉えて,社会的に自立することを目指す」を実際に子どもの成長を通して伝えてくれるイベントになります。このイベントの主役は、大人だけではなく、子どもたちでもあります。当日のイベントでは、フリースクールに通う子どもも、保護者と共にパネルディスカッションに登壇します。子どもたちの実際の生の声から、これからのフリースクール等の学び方を一緒に考えるきっかけにできたらと思います。

② イベントの詳細

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● テーマ 『不登校』に関する講演会
〜いま、聴いてほしい。ぼくたち、わたしたちの声〜
● イベント概要

本イベントでは、不登校の経験があり現在は看護師の経験から養護教諭の資格取得を目指し大学に在学中の海老原千紘さんをお招きし講演会を行う他、現在不登校中の生徒、不登校の子どもを持つ親、それぞれの立場からの生の声を届けるパネルディスカッションを行います。
当日はIRORIの活動についての質問や教育に関するご相談等ができます個別相談の時間も閉演後に設けております。お気軽にお申し込みください。

● イベント詳細

▪️ 開催日:2019 年 12月 7日(土) 13:00~15:00 ( 個別相談会・座談会:15:10-16:00 )
▪️ 場所:金沢市教育プラザ冨樫 131研修室( 石川県金沢市冨樫3-10-1 )
▪️ 参加費:無料

● こんなあなたに来て欲しい

▪️ 不登校の子を持つ保護者

▪️ 教職員

▪️ これから先生になる学生

▪️ 不登校の子どもたち
● お問い合わせ
IRORI電話番号:076-254-5032
担当者電話番号:佐原 080-4878-8236(当日連絡先)
メールアドレス:info@irori.or.jp

● 申し込み

以下のフォームから記入をお願いします(^^)

『不登校』に関する講演会参加申し込みフォーム

③ このイベントの魅力

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このイベントの一番の魅力は、 2部のパネルディスカッションです。パネリストには、フリースクールに通う子どもとその保護者も含まれています。学校に通っていない子どもが、自分の意思で登壇して、今の思いを発信するには、多くの勇気が必要になります。この子どもたちの声を聞きに、是非これから先生になる学生や先生、これから地域にフリースクールを作ろうとしている人に聞きに来て欲しいと思います。では、事前にどういった話が行われるのかも聞いてみました。

▼質問項目(例)

なぜ不登校になったのか?

一人一人違う経緯があることを知ってほしい。

過去の自分を振り返り、今は何をしているのか?

フリースクールを通うことをきっかけに変わり始めたこと。

これからどんな風に将来のことを考えているのか?

保護者の意見

保護者の精神的な不安の軽減に繋がって欲しい。

 

④ 主催者の想い

このイベントをするにあたって、2つの想いを聞かせて頂きました。

1つ目に、まずは不登校の子の気持ちを知ってもらいたい。
私もそうだったんですけど、不登校の子は自分の気持ちをうまく伝えられないことがあります。(学校に行けない理由等)それを不登校を支援する方に代わりに伝えたいです。

2つ目に、この講演会は不登校の子を支える方に私からのお礼でもあります。
この講演会に来てくれる人は少しでも不登校に興味を持っており、支えようとしてくれる意思がある方々だと思ってます。そういう方々がいるからこそ、今の私は生きていると思ってます。

最後に、イベントを主催する海老原さんってどんな人?

▼過去の講演会の記録はこちら!

note.com

 

3. 最後に

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「私がなぜ、このイベントについて知って欲しいと思ったのか?」

最後に少しだけ、私の想いも添えて伝えられたらと思います。私は、今フィンランドで教員として勤めながら、「一人でも多くの子どもが、地域の中で安心して育つ環境はどのようにしたらできるのか」を考えています。半年前は、沖永良部島という小さな島で、地元の方とフリースクールの事業の立ち上げを行いました。

そもそも、私に教育について考えるきっかけを最初に与えてくれたのは、離島の子どもたちでした。生まれた環境によって、受けられる教育の機会が異なることに違和感を感じました。そこで、一人一人に合わせた教育の機会を実現に力を入れているフィンランドで学び、帰国後にフリースクールの立ち上げに携わらせて頂きました。簡単な気持ちでは、学校を始めることは難しいです。

このイベントでは、多くの人のエネルギーを感じれると思います。

フリースクールを始める大人の決意。

学校ではなくて、フリースクールに通うと決めた子ども。

子どもを支える親の不安と覚悟。

パネラーで話すと覚悟した子どもの気持ち。

この企画をしようと思った主催者の想い。

 温かい気持ちで、当日来てもらえたら嬉しいです(^^)

 

こういう学びの場が地域の中で広がっていくと嬉しいです(^^)

 

ここまで読んで頂き、有難うございました。

 

最後に、イベントの申し込みはこちらからできます!

『不登校』に関する講演会参加申し込みフォーム

 

モイモイ!!!