フィンランドの学校に行こう!

フィンランドの教育を通して日本の教育を見つめ直す。

日本でのフィンランド教育実践

Unit3 WEEK1-2 身近な水から「水の重要性」を知る

Unit3 水の利用と管理は、地域の開発と持続可能性に影響を与える いよいよUnit3の学習に入っていきました。 まずは、子どもたちが水の学習を「ジブンゴト」として捉えられるように、暮らしの中にある水を探すところからスタートしました。 - アクティビティ①…

Unit3 テーマ概要

ユニット③では「この地球を共有すること」をテーマに探究していきます。 ▼ 世界はどのような仕組みになっているのか?(*PYPのつくり方参照リンク) 限られた資源を他の人々そして他の生物とどのように分け合うかということに取り組むうえでの、権利と責任…

LEGOでチームビルヂング

いよいよ2学期がスタートしました。 1ヶ月間の長い夏休みを終えて、この1週間はどのようにして2学期をスタートしたのかについてまとめていけたらと思います。 まずは、クラスで大切にしたいことをまとめてあるエッセンシャルアグリーメントを2学期はどのよ…

【フィンランド教育2.0】フィンランド教育をどのように沖永良部に還元していくのか?

▼達成したプロジェクトページはこちらです!(こちらをクリック) 【御礼】 2020年8月4日にスタートしたクラウドファンディングの挑戦。無事に目標金額に到達し、スタートラインに立つことができました。皆さんの温かいメッセージと応援でスタートラインに立…

教育コーディネーターとしての新しい教育への関わり方

今私は、沖永良部島で教育コーディネーターとして勤めています。 地域おこし協力隊として採用され、配属は町の教育委員会になります。 実際に配属した際の新聞記事はこちら! news.yahoo.co.jp amamishimbun.co.jp 昨年度は、フィンランドで教員として働きな…

フリースクールと学校の新しい連携のカタチ

沖永良部島という小さな環境を活かして、フリースクールと学校の新しい連携が生まれようとしています。 定期テスト期間に入り、スクールに通う男の子が「定期テストに向けて勉強をしたい。」と彼自身から話をしてくれました。これまで、20日間一緒にプログラ…

「ついに!フリースクールに通う男の子、学校に登校?」

中学1年生の男の子がフリースクールに通い始めて2週間が経とうとしています。 少しずつ彼の心の中に変化が生まれようとしています。 小学3年生から不登校だった彼が、中学1年生にしてフリースクールと出会いました。 恐らく彼にとって、初めての学校や家族以…

実は知らない「放課後等デイ」の充実したサービス

「皆さんは放課後等デイサービスというものを聞いたことがあるでしょうか?」 実は、私たちが知らないだけでとっても充実したサービスです。 Q1:放課後等デイサービスとは? 放課後等デイサービスとは、児童福祉法に基づくサービスの一つです。早期に必要…

3者連携から見えてきた不登校支援の葛藤

「フリースクールという選択肢(居場所)があることを知って欲しい。」 「本当にその子が必要としている支援や居場所とは何なのか?」 私は、沖永良部のNPO法人で学習指導員として働いています。学習指導員として働く中で、学校の校長先生、特別支援員の先生…

「違い」を受け入れられる子どもたち

沖永良部のある小学校の相撲大会に参加してきました。沖永良部島では、学校行事の一環として相撲大会というものがあります。 この相撲大会には、サランセンターに通う子どもたちも参加していました。 この小学校は全校児童が約50名の小規模校です。そして、…

放課後等デイサービスの役割とは?

私は、今「放課後等デイサービス」と「子どもの居場所(フリースクール)」の学習指導員として働いています。日々葛藤しながら子どもたちと向き合っています。 「私たちの役割って何でしょうか?」 「私たちが頑張って、考えて、何かを準備すればするほど、…

不登校の捉え方

日本では、現在14万人の不登校児童がいると言われていますが、このニュースを聞いてどのように捉えるでしょうか? A:(ー)不登校の児童生徒が増えているのは、学校に問題があるのではないかな? 或いは、 B:(+)不登校児が増えているのは、学校以外の選…

子どもの「好き」を「学び」に

「私たち教師の役割は何でしょうか?」 学校に通えていない中学1年生の男の子の変化についてまとめていきます。 私のスクールにある男の子が通い始めて1週間が経過しました。 基本的に、ここは「子どもの居場所」としてオープンしているので、 こちらから子…

学校の中にある子どもの落ち着ける「居場所」とは?

「学校に行きたくないという子どもの気持ち」とは? サランセンターでは、毎月サランセンターの子どもが通う学校を訪問し、サランセンター での子どもの様子と学校での様子の意見交換等を行っています。 私たちは、放課後等デイサービスに加え「子どもの居場…

学校に通えない子どもが一歩踏み出す瞬間

5月28日の1本の電話から物語は始まります。 「明日サランセンターにお話を伺いに参ります」 ここから私たちの一歩は始まりました。 そして次の日、お母様と中学1年生の男の子がサランセンターにやってきました。 (イメージ画像▼) 初めて受け入れる学校に通…

「子ども主体」の学習をするための道のり

「フィンランドのような学校を作りたい。」 「では、フィンランドの学校ってどんな学校でしょうか?」 このようなイメージがあるのではないのでしょうか? 「じゃあ!子ども主体の自由な教育を始めます!子どもたち!どうぞ!」 しかし、これがなかなか難し…

「自分は何者なのか?」メタ認知が生み出す幸せ効果。

「メタ認知とは何か?」 1.「メタ認知」とは何か? 2. 小学校現場における自己実現に繋がるプロセス ②「ありのまま」の他者を受け入れられる人に(他者理解) ③「自分はどう在りたいのか?」を考える。 ④「自分に合った学びの環境・方法」を考える。 最後に…

フィンランドの学校はオルタナティブスクール?

「フィンランドの学校は日本の学校とオルタナティブスクールのバランスを取ったもの?」 本日のブログの問い Q:「フィンランドの学校は日本の学校やオルタナティブスクールと比較した時に、どんな学校なのか?」 A:「フィンランドの学校は、日本の公立学校…

スクールの時間割紹介〜どんな力を育むことを目的としているのか?〜

「どんな力を育むことを目的としてるのか?」 Q:「サランセンターとは何か?」 A:「児童発達支援・放課後等デイサービスとして支援を行っています。」 Q:「放課後等デイサービスにはどんな役割があるのか?」 A:「厚生労働省のガイドラインによると、放…

未来の学校の在り方〜これから作るフリースクールの理念〜

「このフリースクールは誰の何を幸せにするのか?」 *写真はフィンランドの子供達の授業風景です。ソファに座って学ぶ子どももいれば、床に座って学んでいる子どもたちもいます。「どうやったら自分は集中できるのか?」も子ども自身で選びながら学んでいき…

対話をすることの重要性〜ティールのチーム作り

「これからどんなチームを作って行くのか?」 *フィンランドの職員室の風景 本日は、第1回のスタッフ全体ミーティングが行われました! 本ブログでは「チーム作り」について、私が実際に見てきたフィンランドの職員室とティール組織と絡めてまとめていきたい…

プロジェクトアドベンチャー導入と今後の展望

「自分を表現できる人になって欲しい。」 本日から、活動の中にプロジェクトアドベンチャーを取り入れはじめました。 Q:「なぜ、プロジェクトアドベンチャーを取り入れようと思ったのか?」 A:「今サランセンター に通っている子ども達は、極端に自己肯定…

目の前の子どもに合わせた教育を〜実践と内省の繰り返し〜

「子どもが社会の中でよりよく生きる力」をつけるために (タイトル) 1.「けてぶれ」学習法とは何か? 2. 実際の取り組み 3. これからについて 本日から、子どもたちに「集中力」を育むための取り組みを始めていきました。 Q:「どのようにして「集中力…

サランセンターってどんな場所?〜私たちのこれからの思い〜

「自立できる子どもを育てたい」 *放課後のサランセンターの様子 本日から、サランセンターでの活動が本格的に始まりました。 感動の再会は、港の予定でしたが、私が船で寝坊したので、本日再会となりました。 まずは子どもたちと顔合わせをして、集合写真…

沖永良部島に無事に到着できなかった?〜平成最後のハプニング〜

「見つけました!!!」 私の沖永良部島でのスタートはこの一言で始まりました! 沖永良部での初日ということで、決意表明をまとめよう!!! 意気込んでいましたが、 今の心境は「感謝の気持ち」と「申し訳ない気持ち」でいっぱいです。 *鹿児島での出席の…

フリースクール立ち上げに向けて始動〜「どんぐり自然学校」訪問〜

「沖永良部でのフリースクール立ち上げに向けて始動!!!」 大学時代2度目の沖永良部にて「冬休み学習塾〜子どもの居場所〜」 いよいよ本日(2019年1月24日)から、今年度の4月からの沖永良部でのフリースクール立ち上げに向けて開始しました。そこで、本…

島の子ども達にとって大切な居場所を作る in 沖永良部

沖永良部ってどんなところ??? この夏、「夏休み学習塾」のサポートで、沖永良部に渡航しました。 今回の渡航は3度目になります。 初めて沖永良部に行ったのは大学2年の冬でした。 「百聞は一見に如かず」という言葉があるように、 沖永良部に住む人々や子…