Unit6 アートの創造や鑑賞は自分自身や周りの世界の理解につながる
いよいよUnit6の学習も形成的評価課題に本格的に入っていきます。
ユニット6では、以下の知識とスキルの構造で概念型の探究を進めていきます。
▼ 形成的評価課題
1週間という限られた時間の中でUnit4でフォーカスした自己管理スキルを活かして、計画を立てプロジェクトを進めていきました。
▼ 形成的評価課題の6つのステップ
STEP1 ... アーティスト(画家)を決める
STEP2 ... 同じアーティストが描いた作品から2つ選ぶ
STEP3 ... リサーチの視点を考える
STEP4 ... 複数の視点をリサーチする
STEP5 ... リサーチしたことをまとめる
STEP6 ... 対話型鑑賞を深める3つの問いを考える
この6つのステップは、1度1つの作品(バベルの塔)をクラス全体で鑑賞し、作品について3つの視点でリサーチする活動を行い、このアートの鑑賞スキルを活用して形成的評価課題にチームごとで取り組めるようにガイドしていきました。
また毎回のグループワークではリフレクションを行うことで、グループワークが機能しているのかについて振り返る時間をとりました。
また、プロジェクト前の金曜日のチームでの作戦会議では、チーム内で金土日のスケジュールを確認し、オンラインで繋いで作業する時間を合わせて決めて行ったり、全員が合う時間がないチームは、それぞれで役割分担を行い準備を進める姿が見られました。
そして迎えたアート鑑賞会本番。
対話型鑑賞では、以下のような流れで行いました。
自由鑑賞タイム(10分間)*説明前の感想記入(See-Think-Wonder)
チームごとのアート鑑賞の説明(5分間)
説明を聞いた後の感想記入(See-Think-Wonder)
▼ 各チームの発表の様子
・「パウルクレー」チーム
・「ゴッホ」チーム
・「オディロン・ルドン」チーム
・「エドヴァルド・ムンク」チーム
発表後は、ATLスキルについての振り返りを行いました。
▼ 個人の振り返りの問い
① どのように友達をサポートすることができましたか?プロジェクトで友達に支えてもらったことはありますか?
② 新たに発見した友達の強みや良さはありますか?
③ 友達と協力することで自分一人ではできないことでできたことはありますか?
そして、書いたことをグループに持ち帰り、グループ内でお互いの発見した良さや強みを共有する時間をとりました。このアクティビティを通して、普段何気なく関わっている友達の強みや良さを学習活動を通してお互いに伝え合うことで、自分自身の知らない良さや強みに気付いたり、友達の良さや強みに気づくきっかけになったらと思いました。
いよいよユニット6も総括課題に入っていきます。総括課題は「アートの鑑賞」から「アートの創造」に入っていくことで、自分自身や自分の周りに起きている社会の理解を体験できるような課題を考えています。
子どもたちの探究は続いていきます。