イギリスで気付いた大切なこと。
私は、今フィンランドでのワーキングビザを待っている間にイギリスに来ています。
イギリスに来て、今まで見えていなかった自分と向き合えています。
イギリスに来て2日間を過ごして、気付いたこと。
同年代の友達と遊んだのが3ヶ月ぶりであること。
「遊び」や「楽しむ」という感覚を忘れている自分がいました。
私が好きなこと。
つまり、私はフィンランドに来て、毎日を楽しく過ごせています。そして、今私がしていることは、全て私がやりたいことであって、少しずつやりたいことが「仕事」になりつつあります。
でも、ここに少しだけ注意しないといけないポイントがありました。これに気付かせてくれたのも「友達」でした。
私がフィンランドで出会った友達に言われた言葉で印象的だった言葉があります。
ちかちゃんって真面目だよね。
一回「教育」から離れて、色んな価値観に触れる「旅」もいいと思うよ。
正直、その時はあまりピンと来ていませんでしたが、ものすごく本質をついているアドバイスだったと今なら納得できます。
私は、いつの日か「教育」という分野に惹かれて、教育を仕事にする人生が始まりました。しかし、大好きなフィンランドに来た今、私の頭の中は「教育」で溢れる毎日になりました。とても幸せな環境にいます。
しかし、自分の中で、教育について語ることに少し、限界が来ていたんだなと気付きました。でも、自分は、教育について対話をすることが好きなので、脳は頑張って、スイッチがオンに入り続けます。
ここで、友達の言葉と共に、私の人生を変えてくれた恩師の言葉を思い出しました。
大学3年生の教育実習。
私は、6年生の配属になり、悩みながらも実習を全力で駆け抜けました。そして、子どもたちからも保護者からも感謝の言葉を沢山頂き、最終日は子どもたちと共に号泣しました。私の心の中は、先生という仕事は本当に素敵な仕事で、すぐにでも先生になりたい。そのためには、先生になる前に、もっと教育について勉強したい。こんな話を実習後の打ち上げの時に、担当の先生に打ち明けました。
すると、担当の先生が一言
んんんんん〜。地下君、一旦教育から離れて、旅をしたほうがいいよ。君の視野は、日に日に狭くなっていってたよ。先生になるのは、もっと色んな価値観に触れてからでもいいんじゃない?
私の頭の中は、フリーズしました。尊敬する先生からの一言は、衝撃すぎました。自分の中で、「地下君は先生に向いているよ。」そんな言葉を期待していたんだと思います。
今回友達にもらった言葉も、同じようなメッセージを受け取りました。私は、のめり込み過ぎると、周りが見えなくなり、好きなことも自分がしんどくなる瞬間が訪れます。
今、イギリスに来て、友達と過ごす中で、自分がリラックスできる方法を知る時間になっています。
自分一人で生活していると、結局頭の中に「教育」というキーワードが離れないので、場所を変えることもリラックスできる一つの方法だと気付きました。
私にとっては、「フィンランド=教育」が強いので、「教育のフィールド」で行き詰まったら、一度外の世界に出てみようと思います。
イギリスでは、自分が落ち着く瞬間と沢山出会えました。
① 美味しい紅茶を飲んでいる時間
② 図書館で気になった本を手に取っている時間
③ 気の合う友達と教育以外の話をする時間
④ 劇や映画、ミュージカルを見る時間
⑤ 音楽を聞いている時間
世の中には、素敵なモノが沢山あります。
そして、まだ気付いていない知らないことも沢山あります。
素敵な花を見つけても、名前を知らない自分。
素敵な音楽を聞いても、作曲家の名前を知らない自分。
美味しい紅茶を飲んでも、名前を知らない自分。
お茶の入れ方も知らない自分。
英語を話せても、礼儀正しい英語の使い方を知らない自分。
自分のことを知らない自分。
もっと、世の中にある素敵なものを大切な友達と共有したいなと思いました。
常に視野を広く、ビジョンを追いかけ続けたいと思います。
しんどくなったら一度立ち止まってもいい。
ここまで読んで頂き、有難うございました。
キートス
ヘイヘイ!!!(^^)