フィンランドの学校に行こう!

フィンランドの教育を通して日本の教育を見つめ直す。

校長先生と私の放課後の「対話」

「顔が疲れているように見えるよ。」

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メールボックスを毎時間確認するドキドキ感。

メールが届く度にドキドキする感覚。

好きな人に告白して、返事を待っている感覚笑

久しぶりの心臓がはちきれそうになるドキドキ感。

 

そんな1日を過ごしています。

 

今私は、フィンランド行政裁判所からの返事を待っています。

 

通常、半年以上かかるところを、残り2週間で出国が迫っている事情を説明し、特別に1.2日で審査を行なってくれる旨を頂きました。

 

一昨日にこの通知を受け取ったので、いよいよ本日ビザの審査結果が出る予定です。

 

今こうして文章を打っている間も、心臓が出てきそうなぐらい、緊張しています。

 

校長先生と会う度に、「メールはきたかな?来たら、すぐに教えてね。」

 

校長先生も、申請結果をとても気にしています。

 

校長先生も、先週の金曜日にビザの結果を知り、珍しく不安から体調を崩しています。

 

お互いの疲れが伝わって来ます。

 

しかし、お互いに共通しているのは、

 

「ネガティブな感情を出さないこと。」

 

校長先生は、合気道において段を持っており、合気道の師匠でもあります。

 

精神論にも合気道のマインドが感じられます。

 

「どんな時も、相手を見極め、今できることを冷静に判断し、待つ姿勢を大切にしています。」

 

今回の件でも、ビザの申請が一度下りない状況で、一つ一つを分解して、丁寧に物事を進めていく姿勢が印象的でした。

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放課後になり、初めてゆっくりする時間が訪れます。

「いつもありがとう。」優しい声で校長先生が日本語で話しかけてくれました。

そして、JAPAN PROJECTのお菓子を頂きました。

 

それから、校長先生との対話がゆったり始まります。

 

「表情から疲れが見えるよ。不安からかな?」

「少しね。(本当は沢山笑)」

 

校長先生は、話を続けます。

 

校長先生の物事の考え方に関する哲学です。

私は、どんな時もポジティブな側面を見るように意識しているよ。全ての物事には、裏と表があり、反対側には、ネガティブなものがあります。でも、これが本当に難しいし、ポジティブな側面を見続けるには、エネルギーも使います。

でも、物事をポジティブに捉えることで、前向きに動いていくことが多いからね。

今回のビザの件も、校長先生も常に頭の中にあって、決して離れない状態が続いていると話します。その中で、できることは先手を打って、前向きな気持ちで待つことを大切にしていました。

 

待つ時間は、本当にきついもので、常にネガティブな感情との戦いです。

 

今の心境は、

 

大学受験の合格発表日

留学の試験の発表日

教員採用試験の合格発表日

告白の結果を待っている日

 

半分以上、自分は失敗している(笑)ので、不安は募りますが、辛うじてこの日のために運を残していたというポジティブな気持ちで待っています(^^)



ではでは、へいへい!!!