フィンランドの学校に行こう!

フィンランドの教育を通して日本の教育を見つめ直す。

【イベント当日】私と先生#せんせいさいこう

「私を変えてくれた先生の言葉」

f:id:hamu-cute120:20191201085616j:plain

1. はじめに「Teacher Aideのイベントについて」

本日、Teacher Aideのイベントの1つ「#せんせいさいこう」がtwitter上で行われます。

▼#せんせいさいこうとは?

内容は、「先生って最高だなあ」と思ったこと、エピソード、または学生向けのメッセージや「先生という仕事を再興したい」という想い、考え、行動をTwitterでつぶやきます。自分の先生や恩師に対しての感謝や励ましもこのハッシュタグを見てくれる多くの先生方へ伝えたい。

最初に、このイベントを聞いた時に、とても素敵な取り組みだと感じました。今日本の学校現場は、ネガティブな情報がネット上やメディアを流れ、教員のイメージダウンが進んでいます。でも、忘れてはいけないのは、素敵な先生も日本には沢山いるということです。この1日の中で、日本中にTwitterを通して学校現場の明るいニュースが流れることで、少しでもポジティブに感じる人が増える1日になったらいいなと思います。

2. 私を変えてくれた先生と先生の言葉

f:id:hamu-cute120:20191201062836p:plain

フィンランドの校長先生の言葉

何歳になっても、先生との出会いや、先生から貰った言葉は忘れないものだよね。50歳になった今も、先生とのエピソードは覚えているよ。だからこそ、学校に素敵な先生が増えて欲しいよね。そして、色んな先生に出会って、今の自分がいるよね。

私も、人生で初めてこれまでに出会った先生とのエピソードを簡単にまとめて記録として残したいと思います。

年中 幼稚園の運動会の競技を次年度以降廃止にする私

→ 先生は厳しかったらしい。

年長 とても優しく、先生に好かれたいと思い、急成長した私

→ どんな時も優しい言葉を与えてくれました。

1年生 無難に成長した私

→ とっても真面目な先生の元で、スクスクと成長。

2年生 再びヤンチャな私

→ 休み時間後に友達と教室に遅れて入ると、怖い顔をした先生が教室の前に。

「全力ビンタ → あなた達は、叩かれて1回の痛いだけど、私は5人叩いたから、5回痛いんだよ。」と言われて、「確かに。」と納得した小学2年生。あまりの痛さに、未だに忘れないエピソードに。体罰は一生記憶に残るもの。

3年生 友達と川に遊びに行き、先生の言葉がきっかけで友達がいなくなる私

→ 友達と川に遊びに行き、他のクラスの友達に先生に伝えられ、次の日担任の先生に物凄く怒られることに。私だけ、親に伝えてなく、先生から「そんな態度だと友達無くすぞ!!」と叫ばれ、本当に友達がいなくなりました。先生の発する言葉って周りに影響するもの。

4年生 礼儀正しい先生と出会い、落ち着いた行動が取れるようになる私

→ この先生の教育法は、漢字練習で綺麗な字を書くと、シールを集めることが出来ます。これが、私の字を綺麗に書くモチベーションに繋がり、落ち着いて行動が出来るようになりました。礼儀は大切。

5年生 友達と協働することの楽しさを知る私

→ この先生のクラスは、グループ活動がメインでした。今まで自分のことしか考えていなかった私が、グループの友達に支えられて、友達のために行動する素晴らしさを学びました。

6年生 勉強することの楽しさと先生の魅力を知った私

→ 周りの友達が勉強を始めて、私も受験を考えるようになりました。毎日10時間位勉強をして、学校の成績も上がり、人生で初めてテストが好きになりました。しかし、受験の結果は不合格。最後に貰った先生の言葉に、「高校受験では、必ず志望校に合格する!」と書かれてあり、中学校でも勉強するモチベーションを保つことができました。思い返すと、この先生と出会い学校の先生の魅力を感じ、卒業アルバムには「先生になりたい。」と書いてありました。

中学1年 中学校の厳しさを知る私

→ 中学校に入り、環境がガラリと変わり日々を生き抜くことに必死でした。部活動では、鬼の体育の先生が顧問になり、大会では蹴られることも。「お前はしっかりせんか。」この言葉と共に蹴られたけれど、期待を感じとり、次の年から副キャプテンに。チームをまとめる責任を学びました。

中学2年 部活と勉強の両立を楽しむ私

→ クラスでは、先生対クラス全員である意味団結していました。でも先生は、私たちのクラスのために、最後まで成長する機会を与えてくれました。文化祭では、鹿児島大学のジャグリングサークルとコラボして、最後は感動のステージに。大学で、同じサークルに入ったのもこの先生が機会を作ってくれたから。

中学3年 受験とリベンジする私

→ この1年間は受験一色だった。担任の先生も最高学年ということで、見守る姿勢を貫いていました。見守る大切さを感じました。

塾の先生 大嫌いな英語が大好きになった私

→ 定期テストは点数が取れるけど、実力がなかった私。英語の実力テストは常に40点前後。これはまずいと思い、親にゲームを止めることを条件にして塾に通い始める。塾長とは、未だに飲みに行く仲で、この先生の言葉一つ一つにかなりインスパイアーされました。先生の言葉は私に、自信と正しい努力は実力に繋がることを教えてくれました。結果的に志望校に無事に合格し、英語は一番好きな教科になりました。

高校1年 250/320名位で入学し、1ヶ月で学年5位まで上昇した私

→ 担任の先生がとにかく褒めてくれる先生でした。私の学習の取り組みに対して、ポジティブなフィードバックを毎日与えてくれました。私は、勉強が楽しくなり、一番成績が伸びた1年になりました。自分は褒められて伸びると気付きました。

高校2年 部活と学習の両立が少しずつ厳しくなる私

→ 部活でキャプテンになり、学習時間が減り始めました。担任の先生は私がこれまでに出会った先生で一番怖い先生。褒められることは殆どなく、「死ね」という言葉も浴びるように。でも、怖さがあったからこそ、勉強も続けれたなと。今となっては感謝。

高校3年 担任の怖さが更にヒートアップして毎日ビビっている私

→ 結局、殆ど褒められることの無かった2年間。英語の宿題も毎日3時間、土日は7時間位予習するアンバランスな学習に。しかし、英語の授業では、恐怖から予習したことも答えられない自分に。そして、卒業式に先生からの種明かし。「地下は、メンタルが弱い。自分にビビってたら、社会でやっていけない。だから敢えて厳しく接した。」

花束をクラス代表で渡して、恐怖からの開放感。でも思い返すと、それ以降その先生より怖い人と出会っていないのと、英語の実力がついて今では海外で働いている自分に。

塾の先生 社会の厳しさを知った自分 

→ 塾に通い始めて、毎月減って行く先生の数。どうやら給料が支払われてないらしい。結局残ったのは、3人の先生。この先生は、給料が入らないのに、最後まで私たち生徒の受験が終わるまでを支えてくれました。(最終的に支払いは1年後)今私が、ビザが降りなくても、最後まで生徒の成長のために全うしようという意志はここから来てるのかもしれない。

塾の先生 社会の厳しさを知った自分 2nd

→ 大学に入り、集団塾のアルバイトをスタート。塾長との会話の中で、ある些細な誤解がきっかけにトラブルに。「塾長:保護者への通信を書いておいて」→「私:誰が見るんですか?」→「塾長:お前ふざけるな!!!!(怒鳴り声w)」そのまま首に。私は、見る対象を聞きたかっただけでした。そのことをきっかけに私が辞める理由を2つ。

① 塾は上位校を目指す人にコミットするところ。

- 私は、勉強が苦手な子にコミットしたいと思って働くことを決意。この言葉を聞いて、やはり公教育をよりよくするために、先生を志すようになりました。

② 英語力が不十分。

- この言葉をきっかけに、英会話教室に通い、海外留学に興味を持つ。そのまま短期留学→長期留学→海外で働くように。

  

今となっては、辞めさせてもらったことと、理由に感謝。

3. 私にとっての先生

思い返すと、私は先生という仕事に惹かれて、大学に入学してから「教育」に染まっている自分がいました。

2014.4 個別学習塾で働き始める

2015.5 集団塾で塾講師として働き始める(〜2017.3 )

2017.4 カンボジア日本語教師インターン(〜2017.7)

2017.9 フィンランドで教師インターン(〜2018.2)

2018.4 英会話講師(〜2019.3)

2019.4 沖永良部でフリースクールの立ち上げ・放デイ児童指導員(〜2019.8)

2019.9 フィンランドで教員

2020.4 地域の中に新しい''学び場''を創る(〜???)

今私は、フィンランドで教員として勤めながら、これからの日本の教育がよりよくなっていくヒントを学んでいます。詳しくはこちらです!

将来は、学校現場に出て出会った子どもたちに自信を持って関われるように、今は自分の夢と目標に向かって生きようと思います。

 最後に、この「#せんせいさいこう」のイベントをきっかけにして自分の教師として関わる時の価値観や、今の自分の人格形成に影響しているものを沢山振り返ることができました。

是非、「わたしとせんせい」をテーマにして先生とのエピソードを振り返る1日にしてみて下さい。

 

日本中にポジティブな教育の輪も広がっていくといいなと思っています。

 

PS. 

日々の現場での学びもコチラで発信しています。

是非、フォローしてくれたら嬉しいです(^^)

フィンランド教育×Instagramコチラ

フィンランド教育×Twitterコチラ

 

モイモイ!!!