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2023探究の年間カリキュラム(4年生)

2023探究の年間カリキュラム(4年生)

国際バカロレアのPYPのカリキュラムでは教科を横断した学びを行っており、教科を横断するに当たって、教科の枠を超えたテーマというものがそれぞれのユニットに設定されております。

「では、子どもたちにとってなぜ教科を横断した学びが必要なのでしょうか?」

PYPでは、各教科ごとに児童を教育する必要性も認識されていますが、これだけでは不十分だと考えられています。
◎ 同様に重要なこと
① 実践に即したスキルを習得すること
② 児童に関連の高い内容を探究すること
③ 既存の教科の垣根を越えて学習すること
「真の意味で教養を身につけるには、児童はそれぞれの教科の間に関連を見いだし、別々のテーマを統合する方法を発見し、最終的には学んだことを自分の人生に関連づけることができなければなりません」(ボイヤー、1995)
*PYPのつくり方参照リンク

「PYPにおける教科を超えた学びとは何か?」

教科を枠を超えた学びとは?

私の考えでは、PYPは一番右側のケーキをつくるような学び(trans-disciplinary)のカリキュラムになっていると考えています。 一般的には、教科カリキュラムが多くの公立学校で採用されており、教科ごとに各教科で育まれる知識、見方・考え方、スキルを学んでいきます。その一方で、PYPのカリキュラムでは、各ユニットごとに教科の枠を超えたテーマが設定されており、児童は複数の教科間に関連を見出し、教科を超えたテーマで統合し、学んだことを実生活に応用するスキルや見方・考え方を学んでいきます。

▼ PYPのカリキュラムの中で定められている6つの教科の枠を超えたテーマ

・私たちは誰なのか?
・私たちはどのような場所と時代にいるのか
・私たちはどのように自分を表現するのか
・世界はどのような仕組みになっているのか
・私たちは自分たちをどう組織しているのか
・この地球を共有するということ

では小学4年生の年間カリキュラムについてここでまとめていきます。

Unit1 子ども市議会議員プロジェクト

期間▶︎2023年4月17日〜6月9日

教科の枠を超えたテーマ▶︎私たちは自分たちをどう組織しているのか

セントラルアイデア▶︎政治は市民生活に影響する

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WEEK1▶︎リンク
WEEK2▶︎リンク
WEEK3▶︎リンク
WEEK4▶︎リンク
WEEK5▶︎リンク
WEEK6-7▶︎リンク
ふりかえり▶︎リンク

Unit2 子ども気象台プロジェクト

期間▶︎2023年6月12日〜7月19日

教科の枠を超えたテーマ▶︎世界はどのような仕組みになっているのか

セントラルアイデア▶︎人々は生きるために自然に適応する

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WEEK1▶︎リンク
WEEK2-3▶︎リンク
WEEK4▶︎リンク
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Math ▶︎ リンク
PSPE(登山PJ) ▶︎リンク 
ふりかえり▶︎リンク

Unit3 持続可能な水の管理と利用方法を考えるプロジェクト

期間▶︎2023年8月28日〜10月6日

教科の枠を超えたテーマ▶︎この地球を共有すること

セントラルアイデア▶︎水の利用と管理は、地域の開発と持続可能性に影響を与える

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WEEK1-2▶︎ リンク
WEEK2-3▶︎ リンク
WEEK4-5▶︎ リンク
WEEK6▶︎ リンク

Unit4 歴史上の出来事が現代に与える影響を探究するプロジェクト

期間▶︎2023年10月16日〜11月24日

教科の枠を超えたテーマ▶︎ 私たちはどのような場所と時代にいるのか

セントラルアイデア▶︎ 歴史上の出来事や人物が今の暮らしに影響している

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WEEK1-2▶︎リンク
WEEK3-4▶︎リンク 
WEEK5▶︎リンク
WEEK 6-7 ▶︎ リンク

Unit5 心と身体の変化に備える

期間▶︎2023年12月18日〜2024年2月9日

教科の枠を超えたテーマ▶︎ 私たちは誰なのか?

セントラルアイデア▶︎身体の変化は心の変化をもたらす

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