Unit1 WEEK2 模擬選挙をしてみよう!
Unit1 政治は市民生活に影響する
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ちょうど、岐阜市では市議会議員選挙が行われており、町の中で選挙活動が行われていました。そこで、子どもたちにとって選挙はちょっとだけ身近になっている状態だったこともあり、選挙をトピックにアクティビティを行いました。
そこで、市議会議員選挙の立候補者が載っている新聞を見て「See(事実)-Think(考えたこと)-Wonder(疑問)」のワークを行いました。
ワーク後は、実際に市議会議員の立候補者がまとめられた新聞を読んで、自分が気になった投票したい人を選んで投票をしてもらいました。
実際に投票したのは12名中8名(66%)という結果になりました。
ここで驚いたのが、子どもたちが公約を読んで何か気になった人に投票した人のほとんどが当選をしていたということです。
▼投票で選んだ理由
・いつも選挙運動をずっと頑張っていたから
・岐阜市のお金の無駄遣いを厳しくチェックしてくれそうだから
・真面目そうな人で、厳しくチェックしてくれそうだから
・なんとなく印象に残った
・キャッチフレーズが印象的だったからetc...
そして、投票しなかった人に理由について尋ねると「なんとなく。」という声がありました。今の段階では、子どもたちにとって、何のために選挙をする必要があるのか分からない様子でした。
そして、ここからは、子どもたちが疑問に思った市議会や選挙の疑問についてのリサーチが始まりました。
・そもそも選挙とは何か?
・選挙は何のためにするのか?
・議会は何をするのだろう?
・この人たち(市議会議員)はどんな仕事をしているのか?
・なぜ、選挙は大人しかできないのか?
・なぜ、立候補者は選挙運動をしているのか?
・なぜ、選挙は投票で決めるのだろう?等...
国際バカロレアでは、「何を学ぶのか」だけでなく、「どのように学ぶのか」も重要視しており、子どもたちが「自分で学ぶスキル」を身につけるためのアプローチもしています。
▼ATLスキル(PYPのカリキュラムの作り方)
国際バカロレアのPYPでは意味のある探究を行うため、生涯にわたって学習し続ける人となるための十分な準備をするために、いわゆる基本技能を超えた、幅広いスキルを習得する必要があると考えます。すべての教科それぞれに関連した、また教科の枠をこえたこれらの内容は、さまざまな要素が複雑に入り組んだ児童の毎日の生活を支えるために必要なものといえます。
ユニット1では、リサーチスキルの中でも、情報リテラシースキルに焦点を当てて子どもたちのスキルの発達を見守っていきます。子どもたちは、自分のwonderをパソコンで調べて、分からない漢字が沢山ありながらも音声機能を上手く使いながら、新たに学んだことを自分の探究ノート(スケッチブック)に書き込んで、クラスのwonderボードに貼り付けていきながら、一人一人がリサーチしたことをお互いにシェアをする中で、クラス全体の知識となることを目指しました。
いよいよ、子どもたちのリサーチが進んできたところで「本物と出会う」ために、フィールドトリップで市役所と市議会を見にいきます。
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