フィンランドの学校に行こう!

フィンランドの教育を通して日本の教育を見つめ直す。

Unit4 テーマ概要

ユニット4では「私たちはどのような場所と時代にいるのか」をテーマに探究していきます。

▼ 私たちはどのような場所と時代にいるのか?(*PYPのつくり方参照リンク

場所と時間への適応、個人の歴史、家と旅、人類による発見・探検・移住、地球規模 そして地域レベルの観点から見た個人と文明の関係性と相互的な関連性に関する探 究。

では、具体的にユニットの概要について紹介していきます。

▼ ユニット④の概要

▼ 教科の枠を超えたテーマ
where we are in place and time

私たちはどのような場所と時代にいるのか

▼ セントラルアイデア
Significant events and people in history have impacted our lives today.
歴史上の出来事や人物が今の暮らしに影響している

▼ 探究の流れ
Contexts of historical events and people

歴史の出来事や人物について

-Significant events and people in history

史上に残る出来事と人物

-Impact of historical events and people on the present day

歴史上の出来事や人物が現代に及ぼしている影響

このユニット2では、歴史上の出来事が現代に与える影響について探究を深めていきます。

私たちの暮らしは、歴史上の出来事や人物と大きく関わっています。例えば、私たちが生活の中で使っている貨幣制度や税金の仕組みは、歴史上の出来事と大きくつながっています。

しかし、歴史と聞くとどこか遠い話をしているようで、歴史を面白くないなと感じる子どもも多いようにも思われます。歴史を縄文時代から現代史までを順番に辿り、ただ年号を覚える暗記型の歴史教育ではなく、歴史の学び方を学ぶことや、歴史は解釈であることを掴むことが、長い目で見た時に歴史を紐解き、歴史から学んでいく人を育てることに繋がるのではないかと考えています。

「では、私たちは歴史をどのように学んでいけばよいのか?」

このユニットでは、私たちが住んでいる岐阜市ではどのような歴史的な重要な出来事があり、歴史上の出来事や人物が今の暮らしに与えている影響を理解した上で、歴史的な事実から自分なりの解釈をし、事実と解釈に分けて文章に表現するスキルを高めていく学習活動を行っていきます。

フィールドトリップでは、実際に岐阜市の歴史的な場所である岐阜城織田信長の住まいがあった長良川公園、歴史博物館を巡りながら学んでいきます。

最後のアセスメント課題では、一人一人が興味を持った岐阜県と関わりのある歴史的な事実をリサーチし、12個の歴史的な事実から繋がりを見つけ、歴史上の出来事や人物が今の暮らしに影響していることを複数の事実を統合することで掴んでいきます。