フィンランドの学校に行こう!

フィンランドの教育を通して日本の教育を見つめ直す。

第1弾:フィンランドスタディキャンプ6日目

あっという間にこのスタキャンも6日目を迎えました。
 
1日目は田舎の小学校とモンテッソーリ教育実践校の視察
2日目は新設の小学校を視察
3日目は中学校と高等学校の視察
 
そしていよいよ本日は専門学校の視察に行きました。
 
最初は専門学校の先生からフィンランドの専門学校についての説明と訪問した専門学校の説明を受けました。
 
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1時間にも渡り、フィンランドの専門学校の役割について私達のために一生懸命教えてくれました。

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内容はかなり複雑でしたが、参加者も理解するために質問が繰り返されました。
話の後は実際に専門学校内を案内して貰いました。
 
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ここは移民の生徒がフィンランド語を学ぶクラスです。クラスは習熟度別に2つに分かれており、生徒はフィンランドで生きていくことを目的にして学んでいます。

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3時間にも渡り、私達のために時間を割いて専門学校について詳しく教えてくださいました。感謝の印として日本からのお土産を渡しました。
 
私達の学びとして専門学校は日本と比べると多くの役割を果たしており、生徒に多くの選択肢を与えていると感じました。
 
専門学校では次のような発見がありました。
 
・移民向けの教育をしていること。
・18歳から60歳までの人が一緒に学んでいること。
・10年生の受け入れを行なっていること。
・多様な専門コースの中から選択でき、何度でもコースを変えることができること。
・生徒が楽しく学んでいること
 
日本の専門学校と比べた時の1番の大きな違いは生徒が楽しく学んでいると言うことです。
 
『なぜ生徒は楽しく学べているのか?』
 
実際に昼食の時間を使って専門学生と話をする機会がありました。

専門学生に次のような質問を行いました。

「専門のコースは何か?」
 
「いつから今学んでいる専門のコースを選ぼうと思ったのか?」

「学校は楽しいか?」

まず1番最初の質問に関してのですが、あるグループに専門のコースを尋ねると全員が異なる専門のコースでした。私たちが質問をした学生だけでも10以上のコースを学んでいる学生と出会いました。
 
さらに驚くことに2つ目の質問では、最初は別のコースで勉強していたけれど専門学校に入学して今いるコースに興味を持ったので変更した。

「コースを変更するのは難しいのか?」
 
と質問をすると
 
「簡単である。」
 
と答えていました。
 
ここから分かることは、フィンランドの専門学校では生徒が学びたいことがいつでも学べる環境が整っていることを示しています。
 
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テクニカルナースの実習室です。

日本だと専門のコースを定めた後にコースを変える事は難しいです。
 
もし日本でも専門のコースを途中で帰ることができたら、
 
『自分の学びたいものは何か?』
『自分は将来何をしたいのか?』

を常に意識して生活することができると思います。そうすることで、生徒のモチベーションの向上にもつながり楽しく学校で学ぶ生徒が増えると感じました。


またこの日は専門学校の先生と話をする時間もありました。先生方は私たちのためにフィンランドの料理とコーヒーを準備してくださいました。

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この四日間を振り返ってみてもすべての学校が私たちの訪問を快く引き受け、もてなしてくれました。

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ここまで学校側が私たちを受け入れてくれたのは信頼関係があるからです。
 
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貰ったサングラス🕶で写真撮影を先生方と一緒にしました。
 
この日も参加した13人の学生とフィンランドの先生、子どもが関わることでより信頼関係の絆が強くなったのを感じました。
明日はいよいよこれまで準備してきた小学校でのワークショップです。
 
私自身もどんな授業が観れるのかがとても楽しみです。
私ごとではありますが再び新聞に載りました。
 
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それではへいへい!!