フィンランドで「先生」として働くまでの道のり〜1st Step:現地の校長先生との面接〜
「教育先進国であるフィンランドで先生として働いてみたい」
私が「フィンランド教育」に興味を持ち、4年が経ちました。
「いつかフィンランドで先生をしてみたい」
その夢に向かって少しずつ動き始めました。
私の来年度のキャリアとして
❶沖永良部でのフリースクールの立ち上げ
❷フィンランドの学校現場で「先生」として働く
この2つを考えています。どちらの道も、険しくワクワクする道のりです!笑
今回のブログでは、「フィンランド で『先生』になるまでに」というタイトルで途中経過と今後の動きをまとめて行きたいと思います。
海外の学校現場で「先生」をしたいと考えている学生も最近増えていると思います。
でも。。。。
「海外での税金の支払いは?」
「ワーキングビザの取得方法は?」
「日本での手続きは?」
「海外での手続きは?」
「海外での住居の見つけ方は?」等
海外で働くには、険しい書類との戦いが沢山待っています。経過に沿って、私がフィンランドの学校現場で先生をするまでの流れを少しづつまとめていきます。
このブログが海外で「先生」をしてみたい方の役に立てればと思っています。
1. きっかけ
2018年9月に、私はフィンランドの学校現場で給料を貰いながら先生として働く可能性を得ました。(まだ決まっていません笑)このチャンスは本当に奇跡的に現れたと思っています。私は2017年の9月から2018年の3月までフィンランドの学校現場で100万円の仲介料を支払い、フィンランドの小学校で教師インターンを6ヶ月間行いました。私は現地にいる時に、現地の先生に「フィンランドで先生として働いてみたい。」6ヶ月間言い続けていました。
しかし、フィンランドで先生として働きながら生活をするには、フィンランドの大学に進学して、6年間大学で学び直す必要があります。「無理かな」留学中に1度描いた夢は一度引き出しの中に。。。
そして、6ヶ月後に再びフィンランドの学校現場を視察するプログラムの引率でフィンランドへ訪れることになります。
そこで、1通のメールがお世話になっている中学校の先生から来ました。
「フィンランドの高校で日本人の先生を募集」と書かれた新聞記事でした。しかし、この時の私は、地元の小学校で働く気持ちでいたので、この選択肢も引き出しの中へ。
しかし、地元の採用試験の結果が不採用だったこともあり、思い切ってフィンランドの高校にメールを送ってみることにしました。最初は帰ってこないと思っていたメールも1週間後にしっかり返って来ました。
そこから、メールでのやり取りが始まりました。
❶英語での履歴書送付
❷給与面の交渉
❸面接の日程決め
そして、昨日フィンランドの校長先生との面接を行って来ました。
2. 校長先生とのインタビュー
本日のメインテーマは「フィンランドの高等学校の校長先生との面接」です。
今回私は、フィンランドの校長先生と面接を行うために現地を訪れました。面接を行うまでにも、多くの人の力を借りて辿り着くことができました。
さて、フィンランドの校長先生との面接ですが、場所は図書館に併設するカフェで行われました。面接時間は約1時間でした。面接は終始和やかな雰囲気で行われました。以下面接で聞かれた内容です。
❶ これまでにフィンランドで、日本人教師としてしてきたことを教えて下さい。
❷ あなたが持っている特別なスキルはありますか?
❸ 私の学校でしてみたいことはありますか?
❹ 趣味はありますか?
❺ 住まいはどちらを希望していますか?
❻ 最後に、このプロジェクトに日本人教師として関わりたいと思いましたか?
日本で就職活動での面接内容と重なっていて、スムーズに答えることができました。
面接後の「気付き」としては
「あなたが本当にしたいことなのか?」
「あなたは何をしたいのか?」
を何度も聞かれました。フィンランドでは、「個人の意思を尊重」しているとこれまでも感じていましたが、面接を通して改めて感じることができました。もし、ヨーロッパで働きたい人は、「自分のしたいこと」をしっかり言葉で伝えられるように準備しておくことをお勧めします。
面接後は、企業見学のような学校見学に車で向かいました。学校では、一人一人の先生に私を丁寧に紹介してくれました。今年度の9月からの「学び舎」になると思うと、不安と緊張が入り混じった気持ちになりました。
面接と学校見学後はやはり疲労が来ました。
これから校長先生が、学校の理事と最終判断を行います。結果は1週間後です。
それに伴い、これから私が行うことは以下のものです。
3. 今後の手続き(準備率 5/100%)
(9月までに日本ですること)
・奨学金の申請(現地での生活費の補助)
・住民票をフィンランドに移す
・ワーキングビザをオンライン申請
・必要書類を現地の学校から取り寄せる
・東京の大使館で申請
・滞在に向けての貯蓄
・現地での滞在場所探し
(フィンランドですること)
・銀行口座の開設
・税務署で税金関係の手続き
・住民登録
もし、学校現場の受け入れが最終決定すれば、一つ一つ丁寧に手続きを行い、準備を進めて行くつもりです。海外に働くにあたり、重要なことは以下の3つです。
❶ 現地の人に頼ること
❷ 分からないことは大使館に直接問い合わせること
❸ 余裕(最低6ヶ月)をもって手続きを始めること
ではではモイモイ!!!