フィンランドの学校に行こう!

フィンランドの教育を通して日本の教育を見つめ直す。

島の子ども達にとって大切な居場所を作る in 沖永良部

沖永良部ってどんなところ???

この夏、「夏休み学習塾」のサポートで、沖永良部に渡航しました。

今回の渡航は3度目になります。

初めて沖永良部に行ったのは大学2年の冬でした。

 

「百聞は一見に如かず」という言葉があるように、

沖永良部に住む人々や子どもたちと出会い、島が好きになりました。

 

そもそも、沖永良部はどこに位置するのか?

 

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沖永良部は、鹿児島本土から南へ536㎞に位置します。

これは、東京から京都までの距離に値します。

このように鹿児島県は南北600㎞に広がる特徴があります。

 

つまり鹿児島県で教員として採用されると、本土だけでなく、

600㎞離れた島での勤務となることもあります。

 

 

これだけ離れた沖永良部はどのようにしていくのか?

 

①船の場合

鹿児島新港から片道17-8時間かかります。

料金は、2等席で最安で12,550円(片道料金)

②飛行機の場合

鹿児島空港から片道1時間半で行くことができます。

しかし料金は33,000円(片道料金)

 

移動手段を知ると、島から本土に出るのにも一苦労なのが伝わってくると思います。

沖永良部には小学校から高等学校までありますが、大学はありません。

 

そのため、沖永良部の子どもたちの殆どは高校を卒業すると島を出ます。

中には島に戻ってくる若者もいますが、殆どは帰ってきません。

 

つまり、島では若い人が減少し、子どもたちは大学生と関わる機会がありません。

「島の子どもたちに大学生と触れ合って欲しい。」

 

色々な想いから始まったのが、NPO法人心音が主催する「夏休み子ども学習塾」です。

 

夏休み子ども学習塾とは???

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NPO法人心音の理事長の安徳建二さんが始めた、夏休みや冬休みといった長期休みに、ひとり親や共働き世帯の子どもたちを対象とした無料の学習塾です。
この塾では、島料理のランチ付きで、先生は大学生という“ひと味違う”学習塾。
更には、子どもの居場所となっています。
 

第1弾の記事はこちら↓

www.kyuden-mirai.or.jp


第2弾の記事はこちら↓

 

www.kyuden-mirai.or.jp

 

今回は第3弾です!!!

 

第1弾から実践と振り返りを繰り返し、

今回は「自ら学ぶ子どもの育成」と「一人一人のニーズに合った教育」

を目指しました。

 

「どうやったら子どもが自ら学ぶのか?」

「一人一人のニーズに答えるにはどうしたらいいのか?」

 

ボランティアの学生と現地の学生と毎日思考錯誤しました。

 

また、講師として慶応義塾大学、京都大学の学生が来てくれたので、

子どもたちは、初めての関西弁や、東京での話に興味を示していました。

 

島で生活していると、関西や関東に行ったことのある子どもは少ないです。

子どもたちにとって全国から来る学生の話は特別なものだったと思います。

 

今回は現地で長期で携わっている先生の力もあり、

今までで一番のものが出来たのではないかと感じました。

 

この学習塾が今後も継続して行えるように、私も継続的にこの事業に

関わっていきたいと思います。

 

最後に・・・

この4泊5日間の中で素晴らしい出会いに恵まれました。

一緒に地元のお祭りに参加したり、海に行ったり、岬で夕陽を見たり・・・

沖永良部の魅力を皆で味わえました。

 

 

 

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*沖永良部で一番きれいなワンジョビーチ

 

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*初めて参加した島のお祭り

 

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*最終日のカンボジアの体験報告が記事で紹介されました。

 

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*島キャンに参加した学生と(空港にて)

 

10月に報告会があるので、また再会が楽しみです。