フィンランドの学校に行こう!

フィンランドの教育を通して日本の教育を見つめ直す。

航空券は大丈夫だったの?〜航空券の名前を間違えてしまった時の最終対処法!〜

「申し訳ございません。お客様の航空券は名前と苗字が反対に登録されてます。」

 

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 私が今回の渡航で何度も耳にした言葉です。毎回チェックインカウンターや機械のチェックインで何度も弾かれました。

まさか、自分が名前と名字を反対に登録しているとは、思ってもいなかったので「これから無事に計画通りにプロジェクトが進められるのか。」不安な日々が3週間続きました。もちろん、名前を反対に登録することも人生で初めての経験でした。

改めて私のフライトを紹介するとこんな感じです。

① 鹿児島→東京→ドーハ→ヘルシンキ

② ヘルシンキ→パリ→香港→セブ

③ セブ→マニラ→大阪→鹿児島

飛行機の乗り換えが9回ありました。そして使用する航空会社は7つでした。

この中で私が名前の登録を間違えていたのが①と②でした。ここでは4つの航空会社の航空券が含まれていました。

 

① 鹿児島からヘルシンキの場合

幸も不幸にも、私は出国当日の空港で恐怖の真実を知らされることになります。

そこで私に残された選択肢は2つでした。

❶ 新しく航空券を取り直す。その際かかる費用は追加で20万円。

❷ チェックインカウンターで涙のお願い。(しかし入国できる保証はない。)

ここに関するブログは以下にまとめてあります。

educationxfinland.hatenablog.com

 

② ヘルシンキからセブの場合

 私は、2週間フィンランドに滞在している間に、帰りの航空券と戦い続けました。私は、「e-dream」という旅行会社のサイトを使って、「Finnair」と「Pacific Airline」の2つの航空会社を予約していました。

インターネットによると、「Pacific Airline」は手数料3000円で名前が変更できるという情報が書いてありました。この時私は、とても安心していました。

そこで私は、2週間ありとあらゆる手段を使って名前を変更することに努めました。

私が行なったことは以下の8つです。(しかし、、、)

❶ ヘルシンキ空港のチェックインカウンターにて2週間前に相談

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ヘルシンキに無事に入国できまして、すぐにチェックインカウンターに名前が変更できないのかを相談しました。

「航空券の名前を変更したいのですが・・・」

チェックインカウンター「申し訳ありません・・・。こちらでは名前の変更を行うことはできません。航空会社に直接お問い合わせ下さい。」

あっさり断られてしまいました。しかし、ここで航空会社に直接問い合わせればいいという貴重な情報を手に入れました。すぐに私はメールを送りました。

 

❷ 航空会社に問い合わせる

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次のようにメールを送りました。(一部省略)

私「航空券の名前を変更したいのですが・・・」

航空会社「申し訳ありません・・・。こちらでは名前の変更を行うことはできません。旅行会社に直接お問い合わせ下さい。」

あっさり断られてしまいました。しかし、ここで旅行会社に直接問い合わせればいいという信じ難い情報を手に入れました。すぐに私は旅行会社にメールを送りました。

 

❸ 旅行会社に問い合わせる

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「航空券の名前を変更したいのですが・・・」

旅行会社「申し訳ありません・・・。こちらでは名前の変更を行うことはできません。チェックインカウンターに直接お問い合わせ下さい。或いは新たに航空券を取得し直して下さい。」

一気に振り出しに戻りました。このメッセージで私に残された選択肢は

❶ 新しく航空券を取り直す。その際かかる費用は追加で7万円。

❷ チェックインカウンターで涙のお願い。(しかし入国できる保証はない。)

私は❷の決断をして、出国当日に空港に向かいました。もちろん常に目的地の航空券の空き情報は調べていました。(重要)

(出国当日:ボーディング2時間半前)

❹ チェックインする機会で搭乗券の発行

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空港には予定していたフライトの3時間前に到着しました。私に残された時間は1時間半です。この時間で何とか搭乗券を手に入れる必要があります。まず私が行なったのは、オンラインチェックインで、名前と名字を逆に入れて、予約番号を打ち込みました。機械は順調に進んでいきます。

しかし、あと一歩で搭乗券が出てくるところで

機械「パスポートをかざして下さい。」

この一言で、私は殆どの可能性を諦めました。そもそもの搭乗券を手に入れることが出来ない事が発覚した瞬間でした。そこで再び、カウンターへ

(ボーディング2時間前)

❺ チェックインカウンターで2度目のお願い

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私「名前が間違っていて、搭乗券を発行できないです。。。」

チェックインカウンター「申し訳ありません、、、こちらでは対応できません。」

もう一度、旅行会社に問い合わせを行いました。何と、迅速にメッセンジャーロボットが対応してくれる機能がありました。そしてやり取りをする事20分、名前を間違えたなら直接旅行会社に電話するように指示が出ました。初めての国際電話。通話料は何千円か取られるかもしれない。しかし、航空券を取り直したら追加で8万円でかつ、到着も予定よりも4時間遅れます。覚悟を決めて電話をすることにしました。

(ボーディング1時間30分前)

❻ 旅行会社「E-dream」に国際電話

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しかし、この時に限ってテンパり過ぎて英語が入ってきません。そもそもの、相談内容項目に、航空券の名前の変更というものがありませんでした。埒が明かないので、電話を諦めて、航空券を買おうと思った瞬間!?

一緒にいた友人が、「カウンターで出国直前で粘ったら発行してくれることもあるらしいよ。」と神の一声。今はボーディングまで1時間30分。結構タイムリミットです。諦めかけていた私に最後の勇気がみなぎり、もう一度E-ticketと睨めっこです。

私「んんん?」

私のルートは

ヘルシンキフィンエアー→パリ→(pacific Airline)→パリ→台湾→セブ」

私は重要なポイントを見逃していました。「パリまではフィンエアーということ。もしかしたら、パリには一先ず行けるかもしれない。」そう思いました。まさに、日本から来るときに「東京には行けます。しかし、その先は分かりません。」の作戦です。使用する航空会社のチェックインカウンターであれば、担当の人がいるので、これまで100%の確率で搭乗出来ていました。

しかし、これには大きなリスクが伴います。もし、パリに行けたとしても、そこから改めてチェックインして、搭乗する必要があります。パリの空港は大きく、スムーズに行かなければそもそも乗り継ぎの飛行機に間に合いません。トランジットは2時間。もし、飛行機が30分でも遅れたら、もう絶対に間に合いません。

 

とにかく私は、フィンエアーのチェックインカウンターに向かいました。

気分は走れメロスでした。

(ボーディング1時間前)

❼ チェックインカウンターで3度目のお願い

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「3度目の正直となるのか???」

ヘルシンキからパリはフィンエアーなので、とりあえずパリに行かせて下さい。そこから先は自分で何とかします。」

(パリの空港、フィンエアーの責任者に相談の電話を行なっていました。)

カウンター「大丈夫ですよ。こちらがパリまでの搭乗券になります。荷物もパリで受け取り、もう一度チェックインカウンターに向かって、チェックインを自分でして下さい。」

急いで、チェックインを行い、パリに向かいました。

こうして私は、何とかヘルシンキからパリへの搭乗券を手に入れました。

しかし、冒険はここからです。

ヘルシンキフィンエアーパリ(pacific Airline)→台湾→セブ」

もし、無事にパリに着いたとしても、乗り換えが残り2回あります。

 

無事にパリに時間通りに到着しました。

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(フライトまで残り2時間)

私の戦いは始まります。

ダッシュで飛行機を降り、電光掲示板で自分のフライトを探し、ターミナル、チェックインカウンターの番号、搭乗時刻の確認を行いました。そして次に地図を見つけ、地図に沿って、色んな人に道を確認しながら、目的地に向かいます。

(フライトまで残り1時間半)

無事にチェックインカウンターに到着しました。

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「セブに行きです。」

カウンター「ビザは持っていますか?」

「そっち?名前が違うのが問題ではなく?(内心)ビザがいるの?そんなはずは?」「セブに滞在するのは4日間です。それでもビザが必要ですか?」

カウンター「帰りのチケットを見せて下さい。」

「(日本語で書かれたEticketを渡す。)そして一生懸命に帰る日付を説明。」

カウンター「確認するのでお待ち下さい。」

(航空会社の偉い人再び搭乗です。優しい目つきで何かを話し合っています。)

カウンター「大丈夫です。急いで搭乗ゲートに走って向かって下さい。」

(フライトまで45分)

そして無事に搭乗する事が出来ました。航空会社はセブまで同じだったので、ここからは無事にセブまで向かえます。長い長い旅が終わろうとしています。

 

無事にセブ島に到着!!!

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今回の学び

まず最大のミスは「名前と名字を反対に登録してしまったことです。」

なぜ、名前と名字が反対に書くことが大問題なのか?航空会社によると、テロ防止策として近年パスポートと航空券(チケット)が一文字でも異なると飛行機乗車拒否、乗車できても入国拒否される可能性もあるということです。

ですので、もし航空券情報の誤りに気付いた場合は、行える対処法としては3つあります。

 

❶ 斡旋会社或いは、航空会社に直接問い合わせる。

直接電話で問い合わせることが可能です。このような誤った情報を登録してしまうケースは珍しくありません。私もこれまでに、10回以上航空券を予約してきて、名前一つで搭乗・入国できなくなるケースは知っていたので、毎回、5回はチェックして航空券を取得しています。登録情報を変更できるかどうかは、航空会社によって対応が異なるので、最初に試すべきはこれです。

 

❷ 航空券を予約し直す。

この場合、取消手数料が発生します。格安航空券の場合は、全額返金されないケースも予想されなす。もし、仕事で重要な場合は前もって気付いた場合は取り消して、新しく登録することが最前です。

 

❸ 最悪のケース(空港で気付いた場合)

まさに今回の自分のケースです。「登録情報が間違っていると言われた場合は、取り直しの覚悟を持つべきです。」しかし、ここからできることもあります。私の場合は、チェックインカウンターの方が親切にも、航空会社に問い合わせを行い、変更の許可を頂き、搭乗することが出来ました。しかし、入国できるかどうかという次の不安もあります。もし、1週間前に気付いた場合は、すぐに❶の対処を行うことをお勧めします。もし、空港で変更が出来ない場合は、何倍もの航空券を購入することになったり、そもそも搭乗が出来ないリスクが伴います。

 

あくまでも、これは個人の経験ですので、最終的には航空会社と入国審査を行う人のポリシーによります。

 

最後に、これから海外に渡航する人が増えてくると思います。

どれだけ海外慣れをしてても、航空券に伴うトラブルは付きものです。

毎回初心に還り、一つ一つ丁寧に手続きをすることの大切さを身を以て体験しました。

海外に渡航する場合は準備段階から帰国まで「慎重さ」が大事です。

 

 

 

最後に、もし航空券の名前を間違ってとってしまった人は、空港に行き、直接チェックインカウンターで懇願する技も持っているといいと思いました。

 

ではではモイモイ!!!!

 

波乱万丈の1ヶ月!フィンランドとセブで教育実習実施!!

「今の仕事に誇りとやりがいを改めて感じた3週間!」

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フィンランドGTP小学校見学にて

 

1月30日に日本を経ち、今日が2月22日です。

約3週間の海外生活が終わりを迎えようとしています。

この3週間の私のスケジュールは、4年前の自分からは全く想像もつかないものでした。

今から4年前の今日は、人生で初めて海外(ハワイ)に行って日本に帰国した日でした。

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4年前に初めて訪れた海外で私の価値観は大きく転換期を迎えます。今まで、日本という空間の中でしか、思考をしてなかったものが「海外」という視点から物事を考えるようになりました。

この日から4年の月日が流れ、今私は海外で教育を学ぶプログラムの運営を行なっています。

(私のこの1ヶ月のスケジュール)

1月30日〜2月4日 フィンランドの高校での日本語教師を行う準備・面接

2月6日〜2月15日 フィンランドGTP実施

2月19日〜2月22日  セブ島でのGTP実施

私は、この1ヶ月間で「教育」だけでなく「自分自身」や「人生」についても沢山学んできました。

 

これから、この3週間での学びを2月は1つ1つ丁寧にアウトプットしていきます。

このブログでは、この1ヶ月の学びの概要を伝えたいと思います。

 

私の1ヶ月間の海外渡航は悲劇から始まります。

 

私は「航空券の名前」を「苗字と名前を反対に登録する。」

というミスをおかしました。

 

私のフライトは

① 鹿児島→東京→ドーハ→ヘルシンキ

② ヘルシンキ→パリ→香港→セブ

③ セブ→マニラ→大阪→鹿児島

飛行機の乗り換えが9回ありました。

 

本来ならば、乗り換え回数が多くてもチェックイン回数は最初の1回で済みます。

この渡航であれば合計3回で済みます。しかし、私は搭乗券の名前を間違えてしまったばかりに、航空会社が変わる毎に、全ての空港でチェックインをし直す必要が出てきました。

そもそも、原則として名前が間違っている航空券は買い直しになります。チェックインカウンターで交渉をして、許可が下りない場合は、直前で航空券をとり直すので、莫大な航空券代を支払うことになります。

まさに人生最大のミスからスタートすることになり、この不安は3週間抱え込むことになります。

 

この中身については、以下のブログで詳細をまとめています。

これから海外を渡航する人、航空券の名前を間違えてとってしまった時の対処法の1つとして読んでいただけたらと思います。

 

① 日本→フィンランドまでの道のり

educationxfinland.hatenablog.com

② フィンランド→セブまでの道のり🆕

educationxfinland.hatenablog.com

 

ここからは、フィンランドセブ島で何を学び、自分の中でどんな変化があったのかをまとめていきます。

 

まずは、フィンランド編から!

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私がフィンランドで行ったことは大きく3つです。

① メリマスクでのGTPプログラム

educationxfinland.hatenablog.com

② IisalmiでのフィンランドGTPプログラムの実施

(近日公開)

③ 今年度の9月からフィンランドの高等学校で働く準備

educationxfinland.hatenablog.com

今回のフィンランド渡航での学びも合わせて、公開していきます。 お楽しみにしていて下さい。

 

次にセブ島編です!

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① セブで行っているGlobal Teacher Programのサポート

(近日公開)

② セブの幼稚園・小学校視察

(近日公開)

 

まさにこれから振り返りを行っていきます。帰国後はこれまでと同様に1日1つの記事を上げていく予定です。

 

今回の海外渡航で感じたことは3つです。

① 現状維持からの脱却!改善思考に!

② 日本の学校現場で働きたい思い!

③ 自分の「当たり前」を疑うこと!

 

ではではモイモイ!!!

私がフィンランドで学びたい「問い①」〜個を尊重する教育と社会性を育む教育のバランス〜

「個を尊重する教育と社会性を育む教育のバランスをどのように取っているのか?」

 

これが私が今回フィンランドの学校現場を視察する上で立てた1つ目の問いです。

この問いを立てた自身の実体験として、私は昨年6ヶ月間フィンランドの学校現場でインターンを行いました。

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そこで「個を尊重する教育」の必要感を感じ、日本の英会話教室で実践を行いましたが、結果的にうまくいかない事が出てきたからです。

私は「個を尊重する教育」を日本の学校現場で実践するためには「社会性も一緒に育む」ことが大事であることを学びました。

これについては、フィンランドの先生も同じことを話していました。私がこのテーマについて考えさせられるきっかけになった本がこちらです。

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この本の著者であるリッカ・パッカラさんは、元フィンランドの小学校教諭です。夫の転勤をきっかけに来日し、自身のフィンランドでの教師経験を元に書かれた、フィンランド教育を知るリアルな1冊です。

 

その中で印象的な言葉が「学校で、教室で、子どもたちが必要としているのは、年上の友達ではなく、大人です。もちろん子どもたちとお友達になることは何も問題ではありません。問題なのは、教師が子どもと同じレベルになってはいけないということです。同レベルになると、誰が教えていて、誰が教室のガイドラインを定めるのかがあいまいになります。子どもたちは何を自分に求められているのかを知りたいのです。学校は個人行動だけでなく、グループの一員になることを学ぶ場所、そのことを忘れてはいけません。」私にとっても力強いメッセージでした。

 

私は、日本の教育の強みは*社会性を育む教育」だと思っています。

その一方でフィンランド教育の強みは*個を尊重する教育」だと思っています。

 

日本では、集団の中で個を育てる教育を大切にしています。(2:6:2の法則)

フィンランドでは、個を伸ばす教育を大切にしています。

 

日本では先生主体の教育(先生が全てを決める、仲直りの仲裁)を大切にしています。

フィンランドでは子ども主体の教育(子どもも選択できる、子どもの喧嘩も見守る)を大切にしています。

 

「なぜ、このような教育形態を取っているのか?」

 

日本では、学校教育法において公立学校では1クラスの人数が40人と定められています。どうしても、先生一人当たりが見る子どもの数が多くなってしまいます。

しかし、フィンランドでは、平均20名程のクラスに加えて、支援が必要な子どもの実態に合わせてサポートする先生の数が変わり、特別に支援が必要な生徒の数に合わせて予算が配分されています。ここも学校の裁量権になっています。

 

つまり、日本では、集団の中で個を育てなければならない環境があり、

フィンランドには個を尊重した指導をしなければならない環境があります。

 

それぞれの国の先生がそれぞれの環境で課題を持っています。

 

日本では、先生一人でクラスをマネジメントしながら、個の力も伸ばしていくのが課題です。

フィンランドでは、個を伸ばしながら、教師が規律を子どもに教えることが課題です。

 

日本の先生は、フィンランドの教育現場を見て「ゆとりある自由な子どもの姿」に惹かれ、

フィンランドの先生は、日本の子どもの「集団で行動できる子どもの姿」に惹かれます。

 

これは、どちらの国の教育がいいというのではなく、その国の文化や歴史が大きく影響されて形作られたものです。

 

私は、どちらの国も、それぞれの国の特色を活かして、素晴らしい教育をしていると思います。

 

実際に日本、フィンランド共にPISA学力においては、世界でトップにきています。

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では、これからを生きる子どもたちが「幸せ」になるために、これからの学校の役割とは何でしょうか?

 

「個を尊重する教育?」或いは「社会性を育む教育?」

 

ここからは、私が考える「理想の教育」についてまとめてみたいと思います。

 

私はフィンランドの教育と日本の教育の良いところをそれぞれ掛け合わせた枠組みを考えたいと思っています。

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そのために、今回のフィンランドへの渡航では「個を尊重する教育と社会性を育む教育のバランスをどのように取っているのか?」フィンランドの教育現場の事例を実際に視察していきたいと思います。

 

私が学校現場で視察する視点

・「個別学習=子を尊重する教育」「協働的な学習=社会性」「プロジェクト学習」のバランス

・1学期2学期3学期の目標

・クラスマネジメント(学級経営)という言葉は存在するのか?

・学級全体目標はあるのか?子ども自身の目標はあるのか?

・子ども自身の学ぶ目的とは何か?

・学力格差を広げないために学校で工夫していること(特に1年生の指導)

・勉強が嫌いな子(苦手な子)にはどのように指導するのか?

・個を尊重しながら、どのようにして社会性を育んでいるのか?

フィンランドの先生が考える社会性とは?

・個を尊重する教育を行うと、皆んなが違う方向に行くと考えられるが、教師は何を目標に子どもに指導をしているのか?

 

改めて下の図に当てはめて考えてみます。

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① 日本の教育「社会性を育む教育」

*社会性とは何か?

(日本のどこの学校にもある文化)

・号令→「フィンランドにはない」

・整列→「たまにフィンランドもある」

・全校集会→「たまにフィンランドもある」

・集団行動「たまにフィンランドもある」

・清掃時間フィンランドにはない」

・部活動フィンランドは地域コミュニティの中にある」

・委員会活動(係活動)→「フィンランドにはない」

・生徒会活動→「フィンランドにもある」

・ボランティア活動→「フィンランドにはない」

 

*その他:麹町中学校の工藤校長先生が考える社会性とは?

社会性=これからの世の中を「生きる力」

社会で活躍する人材を育てるために、課題を自分で解決できる・その経験を次に活かすことができるようにと、このような8つの目標が大切にされています。

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工藤校長先生は「意見の対立は当たり前に起こる。この違いをどのように折り合いをつけていくかが大切。学校はそういった力を育む場所。」と話しています。

 

フィンランド教育「個を尊重する教育」

・1人1台のタブレットでその子の進路に合わせた学習の保証

・勉強が苦手な子を集めて少人数での指導

・少人数でも理解に時間がかかる子には個別指導

公立の学校で「できるようになるまで」徹底してサポート

・「あなたはどうしたいのか?」を問う(図工、音楽、体育等)

 

③ 社会性を育む教育×個を尊重する教育

・「朝の会」×「サークル対話」

・ ????

 

この③は日本の教員の多くは、必要性に気付いて実践している人が多いと思います。

私自身も、今回の渡航では、日本でも実践できる「子ども自身が教師に認められている。」「観てもらっている。」と集団の中でも感じられる瞬間を細かく観察して、そのアイデアを1つでも多く吸収して日本に持ち帰ってきたいと思います。

 

 

ではでは!モイモイ!

フィンランドで「先生」として働くまでの道のり〜1st Step:現地の校長先生との面接〜

「教育先進国であるフィンランドで先生として働いてみたい」

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私が「フィンランド教育」に興味を持ち、4年が経ちました。

「いつかフィンランドで先生をしてみたい」

その夢に向かって少しずつ動き始めました。

私の来年度のキャリアとして

❶沖永良部でのフリースクールの立ち上げ

フィンランドの学校現場で「先生」として働く

この2つを考えています。どちらの道も、険しくワクワクする道のりです!笑

 

今回のブログでは、「フィンランド で『先生』になるまでに」というタイトルで途中経過と今後の動きをまとめて行きたいと思います。

海外の学校現場で「先生」をしたいと考えている学生も最近増えていると思います。

でも。。。。

「海外での税金の支払いは?」

「ワーキングビザの取得方法は?」

「日本での手続きは?」

「海外での手続きは?」

「海外での住居の見つけ方は?」等

海外で働くには、険しい書類との戦いが沢山待っています。経過に沿って、私がフィンランドの学校現場で先生をするまでの流れを少しづつまとめていきます。

このブログが海外で「先生」をしてみたい方の役に立てればと思っています。

 

1. きっかけ

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2018年9月に、私はフィンランドの学校現場で給料を貰いながら先生として働く可能性を得ました。(まだ決まっていません笑)このチャンスは本当に奇跡的に現れたと思っています。私は2017年の9月から2018年の3月までフィンランドの学校現場で100万円の仲介料を支払い、フィンランドの小学校で教師インターンを6ヶ月間行いました。私は現地にいる時に、現地の先生に「フィンランドで先生として働いてみたい。」6ヶ月間言い続けていました。

しかし、フィンランドで先生として働きながら生活をするには、フィンランドの大学に進学して、6年間大学で学び直す必要があります。「無理かな」留学中に1度描いた夢は一度引き出しの中に。。。

そして、6ヶ月後に再びフィンランドの学校現場を視察するプログラムの引率でフィンランドへ訪れることになります。

そこで、1通のメールがお世話になっている中学校の先生から来ました。

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フィンランドの高校で日本人の先生を募集」と書かれた新聞記事でした。しかし、この時の私は、地元の小学校で働く気持ちでいたので、この選択肢も引き出しの中へ。

しかし、地元の採用試験の結果が不採用だったこともあり、思い切ってフィンランドの高校にメールを送ってみることにしました。最初は帰ってこないと思っていたメールも1週間後にしっかり返って来ました。

そこから、メールでのやり取りが始まりました。

❶英語での履歴書送付

❷給与面の交渉

❸面接の日程決め

そして、昨日フィンランドの校長先生との面接を行って来ました。

2. 校長先生とのインタビュー

本日のメインテーマはフィンランドの高等学校の校長先生との面接」です。

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今回私は、フィンランドの校長先生と面接を行うために現地を訪れました。面接を行うまでにも、多くの人の力を借りて辿り着くことができました。

さて、フィンランドの校長先生との面接ですが、場所は図書館に併設するカフェで行われました。面接時間は約1時間でした。面接は終始和やかな雰囲気で行われました。以下面接で聞かれた内容です。

❶ これまでにフィンランドで、日本人教師としてしてきたことを教えて下さい。

❷ あなたが持っている特別なスキルはありますか?

❸ 私の学校でしてみたいことはありますか?

❹ 趣味はありますか? 

❺ 住まいはどちらを希望していますか?

❻ 最後に、このプロジェクトに日本人教師として関わりたいと思いましたか? 

日本で就職活動での面接内容と重なっていて、スムーズに答えることができました。

面接後の「気付き」としては

「あなたが本当にしたいことなのか?」

「あなたは何をしたいのか?」

を何度も聞かれました。フィンランドでは、「個人の意思を尊重」しているとこれまでも感じていましたが、面接を通して改めて感じることができました。もし、ヨーロッパで働きたい人は、「自分のしたいこと」をしっかり言葉で伝えられるように準備しておくことをお勧めします。

面接後は、企業見学のような学校見学に車で向かいました。学校では、一人一人の先生に私を丁寧に紹介してくれました。今年度の9月からの「学び舎」になると思うと、不安と緊張が入り混じった気持ちになりました。

面接と学校見学後はやはり疲労が来ました。

これから校長先生が、学校の理事と最終判断を行います。結果は1週間後です。

それに伴い、これから私が行うことは以下のものです。

3. 今後の手続き(準備率 5/100%)

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(9月までに日本ですること)

奨学金の申請(現地での生活費の補助)

・住民票をフィンランドに移す

・ワーキングビザをオンライン申請

・必要書類を現地の学校から取り寄せる

・東京の大使館で申請

・滞在に向けての貯蓄

・現地での滞在場所探し

フィンランドですること)

・銀行口座の開設

・税務署で税金関係の手続き

・住民登録

 

もし、学校現場の受け入れが最終決定すれば、一つ一つ丁寧に手続きを行い、準備を進めて行くつもりです。海外に働くにあたり、重要なことは以下の3つです。

 

❶ 現地の人に頼ること

❷ 分からないことは大使館に直接問い合わせること

❸ 余裕(最低6ヶ月)をもって手続きを始めること

 

ではではモイモイ!!!

「人生に疲れたら立ち止まってもいいんだよ。」

「走り過ぎたから休養!とりあえず何も考えない!」

 

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フィンランドに無事に着いてホッとしたのもつかの間、本日朝起きたら熱が39度まで上がっていました。出発前の体調不良から、航空券のトラブル、そして高熱と今回は盛りだくさんです。

自分の中では1)インフルエンザか2)1ヶ月間走り続けたストレスのどちらかだと思っていました。

今は、ホストファミリーと一緒に過ごしているので、とても安心しています。

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1日中睡眠を取り、午後はホストファザーが病院に連れて行ってくれました。海外の病院にかかるのは今回が2度目です。(1回目はカンボジア
やはり海外に行くときは、①保険②英語力が大事だと感じさせられました。

「なぜ、英語を勉強するのか?」

沢山考え方はありますが、「自分の命を守るため」に英語は必要だと感じました。

病院の先生とのやり取りは「英語」です。海外に行くということは、体調を崩すリスクがあることを心に置いていないといけません。

また、保険についても必ず入る必要性を感じました。最初は、海外に行っても体調を崩すことは殆どありませんでした。しかし、カンボジアでは100万円近い病院代を払いました。保険は使わなことに越したことはないけど、海外に行く際は必ず保険に入ることが重要です。

 

さて、本日病院で先生に診断されたのは「副鼻腔炎」でした。

副鼻腔炎」で41度も熱が出ることに違和感がありました。

これは、カンボジアでも同じような経験がありました。

 

血液検査、レントゲン検査、何をしても「異常なし」

私にとって初めての留学経験。初めての環境。異文化の環境。

 

村には日本人が一人。一番大変だったのは「言語が通じないストレス」

カンボジアに来て僅か2週間で、突然の40度の高熱が1週間続きました。もちろん日本人は村に一人なので恐怖で押しつぶされそうになったのを覚えています。慌てて、解熱鎮痛剤を飲みました。しかし、熱は下がる気配はありません。自分で救急車を呼ぶために、保険の証書に書いてある電話番号にかけますが、電話は繋がりません。

「もうだめだ。」正直思いました。「死ぬかもしれない。」

「明日が来て欲しい。」ただそれだけを祈り、睡眠につきました。

 

次の日になっても、熱が下がることなく、村の病院に行くことになります。解熱鎮痛剤を点滴で打つこと8時間、40度もあった熱が、35度まで下がりました。

「下がりすぎだ!!!笑」

「これで大丈夫だね!」とホストマザー笑

「いやいや大丈夫じゃない。」

(内心思いつつ、でもホストマザーの言葉に安心する自分がいました。)

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海外では、本当に多くの人に支えられて「生きている」ことを感じます。

「自分一人では生きていけません。」

 

しかし、熱が下がっているうちに都市部のインターナショナル病院に向かいました。

 

病院についた時には、解熱鎮痛剤が聞いており、熱は僅かに36度。

「異常なしです。帰っても大丈夫ですよ。」とお医者さん。

しかし、私は分かっていました。

夜になると、激しい頭痛と高熱に襲われることを。

「うーん。。。。」とお医者さん。

何とか押し切り、入院することに。

「今帰ったら死んでしまう。」危険を感じていました。

そして夜になると、謎の40度の高熱と激しい頭痛に襲われます。

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血液検査、レントゲン検査、何をしても「異常なし」です。

病院の先生も困っていました。私も不安でした。

このまま「日本に強制帰国?」頭の中で何度も過ぎりました。

しかし、今帰ったら大学からの奨学金が全額返還になり、2年間留学準備して来たものが全て無くなります。「絶対帰らない。」ずっと心の中にありました。

 

そんな時の家族の一言「日本に帰って来てもいいんだよ。」

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この時に、自分の中にあった「とてつもない」プレッシャーの糸が「ぶちん」と切れたような感覚になりました。そして、今まで苦しんでいた頭痛と高熱が一気に引き始めました。

私は、気付かないうちに「ストレス」を抱え込むことがあると学びました。

フィンランドにいる私の状況はまさに、そんな状態です。

副鼻腔炎」という名の「休養の緊急サイン:ストレス」でした。

 

フィンランドに来て「一気に安心したこと」が今回の高熱の原因だと思います。

「やっと休めるね。」体が私にそう教えてくれています。

 

カンボジアの経験があったからこそ、この体調不良もすぐに治りそうです。

 

私は、自分自身の経験からも「頑張りすぎる人」に伝えたいことがあります。

 

 

「疲れたら休むことが大事。」

「休んで、また歩き出せばいい。」

「出来ないことがあってもいい。」

「弱さがあってもいい。」

「人生に疲れたら頑張ることをやめてみる。」

「力を抜いて生きればいい。」

 

自分に言い聞かせてゆっくり今は休みます!

 

モイモイ!!!

ここまで来てフィンランドに行けない???〜航空券取得の際の注意点〜

「夢のフィンランドへの旅はまさにこの絵のように始まりました。」

 

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昨日校長先生から幸せなメールを頂き、フィンランドへ行くことが改めてものすごく楽しみになっていました。体調も良くなり、準備は万全です。

バスで鹿児島空港に向かい、順調に旅は進んでいきます。気分も久しぶりに、かなりハッピーです。

鹿児島空港でのチェックインを行えば、荷物も全てフィンランドに持っていてくれるので、残すところは空港でのチェックインのみ!!!

「飛行機では何の映画を見ようかな?」

「フライトまでの待ち時間は久しぶりにゆっくり本を読もう!」

気持ちはとてもワクワクルンルンでした。

 

ANAでチェックイン手続きを開始。

「予約情報はありません。」

「え?そんなはずは。。。。何度も確認して、予約は間違いなくされているはず。」

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焦っている自分に、ANAのスタッフが、「こちらJALですね笑」

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安心して、JALのチェックインカウンターに向かいます。

しかし、「なぜか?」ここでも手続きが上手くいきません。

自分が持っていた紙から焦って予約番号を見つけることができませんでした。

「パスポートで大丈夫ですよ。」と神の一声。

何とか予約がしっかり取れていることが確認できました。

「やっと飛行機に乗れる。フィンランドに行ける。」

そう思って国際線の手続きが進みます。

 

「お名前を聞いても大丈夫ですか?」

「地下智隆と思うします。」

 

「申し訳ございません。お客様の航空券は名前と苗字が反対に登録されてます。」

 

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「。。。。。。。。」

 

「基本的には、航空券を取りなおす手続きになります。」

 

「はい。かしこまりました。(何でだ?何回も確認して予約をしたはずなのに。)」

 

「こちらからカタール航空にご連絡をして、変更が可能か聞いてみます。」

 

「(急いで、最悪の場合を想定してgoogle先生とskyscannerで調べる。)」

 

羽田空港まではご案内出来ますので、また羽田空港カタール航空と直接お話しください。」

 

「(本当に航空券買い直しの自体発生になるかもしれない。。。。)」

 

ネットで調べてみても、航空券を買い直しているケースが多いです。

・取消手数料

・直前のチケットなので割高

 

とにかく不安が募ります。

 

ここから恐怖の旅が始まります。

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今回は複数都市をまたぐ海外航空券となっています。

鹿児島→東京→カタールヘルシンキフィンランド

ヘルシンキ→パリ→香港→セブ(フィリピン)

です。

 

行きも帰りも飛行機に乗れるのかが不安になりました。

 

しかし、ここは航空会社との直接のやり取りになるので、

これから東京で手続きを行います。

↓鹿児島→東京のフライト(不安、不安、睡眠、不安)

羽田空港カタール航空のチェックインカウンターにて)

恐る恐る事情を話しました。第一印象が大事ということで、何か鹿児島のお土産を渡そうかなと一瞬考えましたが、ありのまま誠心誠意を込めて事情を説明しました。

「まだ、カタール航空のスタッフが来ておりませんので、こちらのカウンターで並んでお待ちください。」

「(一応取り直しに備えて、skyscannerで同じ便を検索しました。)」

「(【緊急】残り1席です。急いで予約してください。)」

「(不安しか募りません。)」

そしていよいよ自分の番が来ました。今回はJALコードシェア便だったので、日本人の方が全て対応してくれました。

「お名前の間違いですね。」

「はい。すみません。」

「(航空会社の方の小さい声での会話が5分程続きました。)」

「こちらで、変更の手続きを行いました。」

「ただ、、、、」

「(ただ、、、??)」

「もし、ヘルシンキの入国審査で許可が下りなかった場合に、JAL航空会社は責任を追わないという書面にサインをお願いします。」

「畏まりました。」

 

そして、サインを行い何事もなかったかのように、チェックイン、入国審査完了しました。残すは、フィンランドで入国できるかどうかです。

 

まだまだ不安は募ります。

 

今回の学び

まず最大のミスは「名前と名字を反対に登録してしまったことです。」

なぜ、名前と名字が反対に書くことが大問題なのか?航空会社によると、テロ防止策として近年パスポートと航空券(チケット)が一文字でも異なると飛行機乗車拒否、乗車できても入国拒否される可能性もあるということです。

ですので、もし航空券情報の誤りに気付いた場合は、行える対処法としては3つあります。

 

❶ 斡旋会社或いは、航空会社に直接問い合わせる。

直接電話で問い合わせることが可能です。このような誤った情報を登録してしまうケースは珍しくありません。私もこれまでに、10回以上航空券を予約してきて、名前一つで搭乗・入国できなくなるケースは知っていたので、毎回、5回はチェックして航空券を取得しています。登録情報を変更できるかどうかは、航空会社によって対応が異なるので、最初に試すべきはこれです。

 

❷ 航空券を予約し直す。

この場合、取消手数料が発生します。格安航空券の場合は、全額返金されないケースも予想されなす。もし、仕事で重要な場合は前もって気付いた場合は取り消して、新しく登録することが最前です。

 

❸最悪のケース(空港で気付いた場合)

まさに今回の自分のケースです。「登録情報が間違っていると言われた場合は、取り直しの覚悟を持つべきです。」しかし、ここからできることもあります。私の場合は、チェックインカウンターの方が親切にも、航空会社に問い合わせを行い、変更の許可を頂き、搭乗することが出来ました。しかし、入国できるかどうかという次の不安もあります。もし、1週間前に気付いた場合は、すぐに❶の対処を行うことをお勧めします。もし、空港で変更が出来ない場合は、何倍もの航空券を購入することになったり、そもそも搭乗が出来ないリスクが伴います。

 

あくまでも、これは個人の経験ですので、最終的には航空会社と入国審査を行う人のポリシーによります。

 

最後に、これから海外に渡航する人が増えてくると思います。

どれだけ海外慣れをしてても、航空券に伴うトラブルは付きものです。

毎回初心に還り、一つ一つ丁寧に手続きをすることの大切さを身を以て体験しました。海外に渡航する場合は準備段階から帰国まで「慎重さ」が大事です。

 

この旅は全て慎重に行きたいと思います。

 

では改めまして行ってきます!!!!

 

無事にヘルシンキに入国できますように!!

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無事に入国できました。

フィンランドは入国に関しては厳しいという有ったので、無事に入国できて安心しました。

 

問題はヘルシンキからセブのフライトです。

追加料金を払うのか?それとも無事に既存の飛行機に乗れるのか?

 

まだまだ不安は残ります。 

Global Teacher Program Finland にかける想い〜2019年の1つの軸〜

「なぜこのフィンランドの学校現場を視察するプログラムを作ろうと思ったのか?」

 

いよいよ本日(2019年1月31日)第3弾となるフィンランド教育現場視察プログラムの運営でフィンランドに行ってきます。これまでに24名の学生、そして今回も12名の学生と一緒にフィンランドの学校現場の視察を行います。このプログラムを運営することは、大変なこともありますが、今はそれ以上に一緒に参加してくださる学生と教育について学べる「幸せ」が圧倒的に上回っています。このブログでは、私がこれからこのプログラムに抱いている想いを含めて、来年度何をしているのかをまとめていきたいと思っています。

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*第2回フィンランドスタキャンでの現地高校生との集合写真

(タイトル)

1.このプログラムが出来る背景

2.このプログラムについて

3.これからのビジョン

 

1.このプログラムが出来る背景

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「なぜ私はこのプログラムを行うことになったのか?」

そもそも私とフィンランド教育との出会いは、大学2年次に受けた講義がきっかけでした。一時はフィンランドへの興味は薄まりますが、キャリア選択を本気で考える時期である大学3年の冬に「人生のやりたいことリスト」を書き、大きく人生が変わっていきました。その時に書いたやりたい事リストの一部がこちらです。

 

・2位「フィンランドの学校現場を見てみたい。」

・5位「小学校の先生になって多くの子どもと笑顔で毎日過ごしたい。」

 

そして、この瞬間フィンランドの学校現場でインターンすることを決意しました。しかし、学校現場に留学するには、6ヶ月間で100万円近い仲介料+生活費(8万/月)が必要になります。このお金を何とか準備するには、奨学金の選考に通らなければいけません。しかし、ここでも最終面接で不採用。一時は、留学のモチベーションも下がりました。しかし、周りには留学すると伝えていたので、気持ちを切り換えて留学を開始しました。現地について、1ヶ月が経ちあることを感じるようになります。「日本の教育をよりよくしたい。」そう思って留学をしましたが、違和感から次の思考が出て来ました。

思考過程 

❶ 私1人で日本の教育をよりよくしていくには限界がある。

❷ もっと多くの人にフィンランドの学校現場をみて欲しい。仲間が欲しい。

❸ でも、留学するには、お金(150万円)かかる。

❹ じゃあ、私が無料で学校現場との仲介をしよう。

❺ しかし、長期休学にもハードルがある。(親の理解、多額の休学費用がかかる)

❻ 学生が主体で、短期でフィンランド教育を十分に深められる機会を作りたい。

❼ フィンランドの教育現場を視察するプログラム開始。

 

このような経緯でこのプログラムが始まりました。

プログラムの歴史

❶ 2017.10   Beyond schoolとしてフィンランドスタディキャンプ企画開始

❷ 2018.2  Beyond schoolとして初のスタディキャンプ実施(13名参加)

❸ 2018.9  Beyond schoolとして第2回スタディキャンプ実施(11名参加)

❹ 2018.9  Global Teacher Programとして企画開始

❺ 2019.2  Global Teacher Programとしてプログラム実施(12名参加予定)

 

多くの人の協力で生まれ、今も継続しているプログラムです。決して私一人の力ではなく、見えないところで多くの人の思いが詰まっています。私たちが大切にしていることは、現地の人も、私たちも幸せにすること」です。このプログラムでは、双方向のメリットを大切にしています。現地の先生には、教育を学ぶ私たちと関わることで教育への視野を広げることができます。現地の子どもたちにとっては、私たちと交流することで異文化理解や交流に繋がります。私たちはその対価として、フィンランドの教育を学ぶことができています。次に、本プログラムについてもう少し補足をしていきたいと思います。

 

2.このプログラムについて 

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1. GTP in Finlandについて

 1)Global Teacher Programのビジョン

グローバル化が進んでいくこの社会で、 これから活躍していく子どもたちを育てる先生を増やす。

 2)Global Teacher Program in フィンランド のミッション

「世界最先端の教育を、日本の教育に還元する施策を企画 ・ 立案し、実行に移すこと」

3)プログラム概要

最先端を行くフィンランドの学校教育を様々な視点から体系的に学び、日本全国から集まる教育に熱い仲間と、「北欧の教育」そして「日本の教育」への理解を深めます。ここから、 あなたの志をカタチにする大きな一歩を踏み出します!

 プログラムの詳細は以下にまとめています。

educationxfinland.hatenablog.com

 

3.これからのビジョン

é¢é£ç»åこれから大事にしていきたいことは、今大事にしていることと同じです。

現地の人も私たちも幸せにすること」です。

最近現地の校長先生から次のようなメッセージを頂きました。

「もし、このプロジェクトがビジネスを目的とするものなら継続はできない。」

この時私は、今まで自分たちが大切にしてきたものが一気になくなる不安を感じました。それと同時に、このプログラムがどれだけ多くの人によって支えられているのかを気づかされることになります。別の仕事をしながら、100%のボランティアで継続していくことは正直難しいと感じています。最低限度の活動費を頂きながら、現地の先生、子どもたち、そして本プログラムに参加する学生、最後に私たち運営側もハッピーになれることは、これからも大切にしていきたいと思っています。

 改めて思いを伝えた結果このプログラムは校長先生からも「I want to continue to this program for many years 」という言葉を頂いています。このような言葉が得られているのも、これまでに訪れた日本人の学生の信用の積み重ねでもあります。改めて、海外に出るときは日本人の代表として、行動すべきであることが求められます。今後も、現地の先生の思いも最大限に尊重して、「感謝の心」を忘れず、このプログラムが継続できるようにしていきたいと思います。

 そして、未来を生きる子どもたちがハッピーになれるように、広い視野を持つ先生をこのプログラムを通して広げていけたらと思っています。いきなり大きなものを変えることは難しいかもしれないですが、身の回りでハッピーな先生や子どもを増やしていきたいと思っています。このプログラムにはその可能性が沢山あることを多くの方に感じてもらっています。

 

今でも、このプログラムに参加してくれた仲間とは継続的に会っています。

プログラムが終わっても、一緒に学び続ける、モチベーションを高め合える大切な仲間です。

 

今年度新たに行うことを3つまとめて終わりにしたいと思います。

❶ ハッピーにする都市の拡大

更に今いるIisalmiという都市に加えて、フィンランドGTPを通して先生や子どもたちをハッピーにできる都市の拡大を増やしていきたいと思っています。

❷ 縦の繋がりを作る

今回が3度目のプログラム実施になります。今まで横の繋がりは深まっていったのですが、縦の繋がりがいまいち深まっていない現状があります。例えば同窓会を実施したり、現地にいった時にスカイプで繋ぐなどをして、輪を広げていきたいと思っています。

❸ ホームステイの受け入れるコミュニティ−を作る。

私が住んでいた町は比較的学校現場の受け入れは寛容ですが、ホームステイの受け入れを探すことが難しいです。そこで、facebook上で、ホームステイを受け入れたいフィンランド人の家族と、ホームステイをしたい日本人を繋げられるコミュニティを作りたいと考えています。

私が大好きなこのIisalmiという町との関係が今後も何十年と繋がっていけるように、これからも走り続けていきます。

 

モイモイ!!!