「自立できる子どもを育てたい」
*放課後のサランセンターの様子
本日から、サランセンターでの活動が本格的に始まりました。
感動の再会は、港の予定でしたが、私が船で寝坊したので、本日再会となりました。
まずは子どもたちと顔合わせをして、集合写真を撮影しました。
*沖永良部ポーズと共に(^^)
本日のブログでは活動初日ということで、サランセンターのこれまでの取り組みと今後の目標についてまとめていきたいと思います。
(目次)
1)サランセンターについて
2)サランセンターでの子どもの1日
3)これから子どもたちに身につけていきたい力について
この3つについてまとめていきたいと思います。
1)サランセンターについて
Q「サランセンターとは何か?」
A「沖永良部島にある、児童発達支援、放課後等デイサービスです。」
Q「サランとはどういう意味か?」
A「大地の母として、安心できる場所」
Q「主な活動は何をしているのか?」
A「発達障がいや不登校のお子様の個々の特性に寄り添った支援を行なっています。」
Q「いつからこのNPO事業をしているのか?」
A「2006年からNPO活動を始め、2016年からサランセンターを開設しました。」
Q「これまでにどんな活動をしてきたのか?」
第1弾の記事はこちら ↓↓↓
第2弾の記事はこちら ↓↓↓
Q「なぜ、この事業を始めたのか?」
A「島にも学校に行けない子どもがいる現状がある。でも、沖永良部島には、本土のように特別支援学校や不登校児童を支援する居場所がない。そこで、学校の環境と合わない子どもが伸びる環境を沖永良部に作りたいと思ったから。」
Q「どんな環境を作っていきたいのか?」
A「ここに来る一人一人がいいものを持っている。この可能性を引き出せる場にしていきたい。」
そこで、スタートアップとして最初は発達障がいの子の支援を「サランセンター」として始め、今年からは、不登校児童の支援も「フリースクール事業」として始めていくことになりました。(現在名前は検討中です。)
もし、「フリースクール事業」として、学校から出席が認められるようになれば、第三の場所として子どもは学ぶ環境をもつことができます。ここで大切にしたいことは、この「フリースクール事業」は、あくまでも家庭と学校の3者協同で行なっていきたいと思っていることです。
実際に現在行なっている児童発達支援も、学校と家庭と3者協同で情報共有をしながら行なっています。そして、これまでの活動が認められ、ある小学校からは感謝され、教員と意見交換をしながら子どもの支援を行うことができています。
フリースクール事業があることで、学校の中では、伸ばせきれない子どもの支援を行なったり、専門機関としても保護者の相談窓口として機能していくことが目標です。
これにより、島全体の子どものその子に合った学びが実現していきたいと思っています。
以下にこれからの学校のあり方で構想していることをまとめてみました。
(近日中に公開)
2)サランセンターでの子どもの1日
次に、これまでサランセンターのスタッフが愛情を込めて育ててきた子どもたち成長を1日の過ごし方からまとめていきたいと思います。
本日は、これまでの子どもたちの学びの成果を沢山見せてもらいました。
(子どもたちの1日)
① 挨拶〜自己紹介〜
ここでは、子どもたちは英語で自己紹介を行う子もいました。サランセンターでは、少し前まで英語を教えてくれる先生がいました。継続することで、基礎となる「英語が楽しいかも。」と思える土台がバッチリ作られていました。また、日本語の自己紹介では、はっきりした声で、アイコンタクトを取りながら、名前と所属と好きなことを話してくれました。言語に障がいがある子もしっかり話すことができていました。
② おやつの時間
療育として、日常生活におけるマナーについても体験しながら学んでいます。
③ 学習(プリント、すらら)
すららについてはまた、後日紹介。
④ 自由活動(卓球、パソコン、絵を描く)
自由時間は子どもが好きなことをする時間です。外で思いっきり遊んだり、中で卓球をしたりと、個性が出ます。
⑤ 挨拶
元気に挨拶をして帰ります。
⑥ 掃除
遊んだ後は、しっかりお片づけをします。20kg近い卓球台も子ども同士で協力して片付けをしていました。
ここに通う子どもたちの特徴は、「主体的であること」です。
子どもたちは、学びに対して貪欲で、「知りたい欲」から多くの質問をしてきます。
その一方で、まだ伸ばせることが沢山あると感じました。これからの子どもたちの成長がとても楽しみです。ここについては、次にまとめていきます。
3)これから子どもたちに身につけていきたい力について
本日の1日の終わりのMTGで話したテーマです。
Q「発達障がいと聞くと、島では、その子の可能性の限界を周りの大人が決めている習慣がある。この習慣を何とかしたい。」
例えば・・・
👦この子は、頭がいいけど、運動ができない。。。
👧この子は、文章がかけないから、高校には進学できない。。。親は落胆。。。
👱♀️この子は、暴力を振るう子。。。
私たち大人が自然と、その子の能力や特性を決めてしまい、その子の自己肯定感や自信が低くなっているように感じました。
*心理学で有名なノミの実験の話です。是非調べてみてください。
ここに通っている子どもたちは、この瓶の蓋で可能性が閉ざされていました。小さな成功体験を積み重ねて、これからはこの蓋を少しずつ外していこうという前向きな話ができました。
A「では、どのようにして、この蓋を外していくのか?」
Q「子どもたち自身が自立する力を身に付けて欲しい。」
A「私たちが考える自立とは?」
Q「子どもたちが、やりたいことを、やりたい時に、できる力」
そこで、明日から「ケテブレ」という方法を用いて、子どもたちが自ら学ぶ力の育成を行なっていきます。
これからの子どもたちの成長が楽しみです。
ではでは!!!