フィンランドの学校に行こう!

フィンランドの教育を通して日本の教育を見つめ直す。

第1弾:フィンランドスタディーキャンプ3日目

いよいよ初のフィンランドの学校現場視察!
 
いよいよ研修の一番の目玉である学校現場視察が始まりました。
参加者にとっては、ワクワクドキドキの発見の多い1日になるでしょう。
 
 
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小学校の技術の授業の参観様子
 
美味しい朝食を食べ、タクシーで
研修先の田舎の小規模校に向かいました。
 
朝はタクシー会社のミスで、
14人で予約していたのに、大きいタクシーが
2台ではなく、小さなタクシーが2台来る
という小さなサプライズが起きました。
 
すぐに対応をしてくり、
定刻通り学校に着くことができました。
 
学校に着くと子どもたちが
正門の前に並んで待っていました。
 
子どもたちは、いつもと違う雰囲気に少し驚きつつも
13人もいる日本人に興味を示していました。
 
そして子どもたちが一斉に
「おはよう!!!!!」
と挨拶をしたので、参加者も驚いていました!
 
その国の言葉で挨拶をすることで
ウエルカムさを感じ、温かい気持ちになりました。
 
学校に入ると、職員室に手作りのお菓子が準備してありました。
また、先生方の動きや子どもたちの様子等からも
新鮮で明るい雰囲気を感じました。
 
最初のイベントは小学6年生による学校ツアーです。
 
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英語で学校を案内する小学6年生

最初はとても緊張した様子を
見せていましたが、時間が経つにつれて
参加者と子どもたちの距離も縮まっていくのが伝わってきました。
 
学校の設備について一通り子ども達に
教えてもらい、いよいよ授業参観に移りました。
 
授業参観では参加者が自由に各クラスに行き、
各々がその日の目標に沿って参観を行いました。
 
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参加者によってその日の見る視点は異なりました。
 
例えば
 
・金曜日のワークショップに向けて生徒の実態を見る。
・担任の学級経営の中での働きかけを見る。
・日本とフィンランドを比較して、似ているところを探す。
・生徒目線で授業を聞く。
フィンランドの教育の大きな特徴とは何か。
 
実際にフィンランドの教育現場を視察して
新しい発見に驚く参加者も多くいました。
 
現場では、本では分からない本当のフィンランド式教育の現状を
見ることが出来ました。
 
・ICTが進んでおり、実際に授業の中で多く取り入れられている点。
・教材の中にはいろんな感覚刺激に訴えるものが含まれている。
・先生にゆとりがある。
・授業と休み時間のメリハリがある。
 
参加者によって多くの発見・見方があるました。
 
またお昼ご飯は学校給食を頂きました。
 
この日の給食はカレーでした。
思ったよりもおいしいご飯で子どもたちも参加者も
美味しいそうに食べていました。
 
休み時間は先生方と日本のお土産について語りながら、
交流をする時間もありました。
 
初めて八橋を食べたフィンランドの先生の感想は
『パスタ!!!』でした。
 
素敵な時間を過ごしました。
 
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わずか3時間の滞在でしたが、
子どもたちの心を掴んでいる参加者もいました。
 
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お別れの時の一枚
 
最初はシャイだったけど、時間を重ねるにつれて
心の距離は縮まっていました。
 
その後は、モンテッソーリ教育の実践を行っている
別の小学校を視察しました。
 
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参加者の多くはモンテッソーリ教育について詳しく知らない人も多く
説明してくれた先生の教育への思いに圧倒される参加者もいました。
 
それだけ、現地の先生は自分の教育へのビジョンに自信や思いを持っており、
プロフェッショナルさを感じました。
 
こちらがモンテッソーリ教育の「遊び道具」です。
 
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国の場所と国旗を学ぶ教材
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世界の国々ついて学ぶ教材
 
実際に授業を観察して、モンテッソーリ教育について
担任の先生と1時間半に渡り、質疑応答・議論を行いました。
 
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現地の先生と議論する様子
 
・先生の教育理念
モンテッソーリ教育で一番大切なこと
モンテッソーリ教育のカリキュラムについて
モンテッソーリ教育を受けたことそうでない子の違い
 
先生と参加者での真剣なディスカッションを
通してモンテッソーリ教育について理解を深め、
先生の教育への強い思いも感じました。
 
モンテッソリー教育で大切なことは
 
・先生と生徒がお互いにリスペクトする関係になること。
・自分で学ぶこと。
・自由に学ぶ分、責任を持てるようになること。
・「遊び」の中で学ぶこと。
・学びながら運動の刺激をすること。
 
新カリキュラムの目標と多くリンクしている
ことも新しく分かりました。
 
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こちらが新カリキュラムについて
視覚的に分かりやすくまとめられたものです。
 
これだけ多くの学びを得ることが出来たのは3時間の間、
私たちのために一生懸命に多くのことを丁寧に
教えてくださった担当の先生の熱い思いのおかげです。
感謝の想いで一杯になりました。
 
放課後は、世界一の読書量である町の図書館に見学に行きました。
 
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多くは日本とは変わりませんが、異なる点もありました。
 
・ゲームをしている子ども、
・ゲームやボードゲームやCD、DVD、漫画がレンタルできること。
・リラックスして本を読める空間があること。
 
図書館に行きたいと思う仕掛けが多くありました。
 
様々な発見があった学校視察1日目を終えて、
一番大切な時間がリフレクションの時間です。
 
リフレクションの時間は1時間しかありませんが、
 
1.その日の目標
2.学んだこと
3.次にどう生かすのか?
 
この3点を1人3分でシェアを行います。
 
この時間だけでは語り足りないと思うぐらい
多くの新しい学びや気付きを得た1日になりました。
 
日に日に参加者同士の対話が増えていきます。
 
明日は新聞にも取り上げられた
新設の小学校を1日かけて見学を行います。
 
明日はどのような発見や学びがあるのかが楽しみです。
 
それではヘイヘイ。