フィンランドの学校に行こう!

フィンランドの教育を通して日本の教育を見つめ直す。

教員免許はない!でも、現場に立ちたい方必読書!!

グーグル、ディズニーよりも働きたい教室

 

私が本日紹介したい1冊はこちらです。

 

・教育でイノベーションを起こしたい人

・日本の教育改革に興味がある人

・教員を志す人

・教員免許は持っていないけれど、教育に強い関心と情熱があり、

実際に学校現場に立ちたい人。

 

実は私がこの本と出逢ったのも、

「自分のしたい」と「人からの勧め」がマッチングしたからです。

 

私は、フィンランドの学校現場で6か月間の教育実習を終えて、

帰国した時その後の人生について模索している時期がありました。

 

私のVision

「一人一人に合った、質の高い学びを提供できる社会の実現」です。

しかし、このVisionを達成するための道のりは見つかっていませんでした。

 

そんな時に出会ったのが

「私たち*Teach For Japanはすべての子どもが、その子にとって
素晴らしい教育を受けることができる社会の実現を目指します。」

この文言でした。

 

*Teach for Japanとは?

teachforjapan.org

 

そしてこの時、「Teach for Japan」のフェローになることを決意します。

それと同時にGECのイベントで出会った人から、この事業を立ち上げた

松田さんの本を勧められることになります。

 

その本がこちらです。

 

f:id:hamu-cute120:20180806170350j:plain

 

https://www.amazon.co.jp/グーグル、ディズニーよりも働きたい「教室」-松田-悠介-ebook/dp/B00C0797FU

 

アメリカで、グーグルやディズニーを抑えて人気就職先No.1に輝いた

NPO団体Teach For America」

 

その日本版Teach For Japanを立ち上げた松田悠介さんの奮闘記です。

松田さんは、元体育教師で、ある時ハーバードの大学院に進学します。 

 

松田さんの体験談、教育観、学問的データがうまく混ざっており

非常に面白いかつ、1歩踏み出す勇気を私自身が貰えました。

 

そんな松田さんが書いてあるBlogはこちら

↓↓↓

http://yusukematsuda.blog.jp/archives/cat_1075905.html

 

私がこの本を読んで心に残った言葉

*来年以降鹿児島の小学校現場で働くので、現場の声が響きました。

 

・教師の仕事は教えるのではなく、生徒が自分で答えを見つける

 手伝いをしてあげること。

・子どもは1人でも向き合ってくれる大人がいれば、救われる。

・子どもを指導するときは、半歩先を照らす。

・現場で出来る教科横断型の授業 例: sport in English

 

私が今後実践すること

・Blogを書いて、自分と同じ教育課題を持つ仲間と繋がる

・学校経営を学ぶ

・日本の教育システムの発信

 

これから、お勧めしたい本を随時発信していきます。

 

最後に私が尊敬する友人から頂いた言葉

 

「本を読むときに大事にしてほしいことは、読み切ることではなく、

心に残る言葉と向き合って欲しい。」

 

モイッカ!!!(フィンランド語で’’またね!’’)

第1弾:フィンランドスタディーキャンプ5日目

フィンランドの中学校・高等学校視察
 
私が教育実習を行っていたIisalmiという町は、
9つの小学校、1つの中学校、1つの高等学校があります。
つまり、日本のように私立の学校はなく、全員が同じ公立の学校に行きます。
 
この町では、全員が同じ中学校に通い、そのうち半分が普通科の高等学校
残りの半分が職業専門学校(Vocational school)に進学します。
 
日本では、7割以上の生徒が普通科の高等学校に進学し、
3割弱の生徒が専門学校に進学します。この違いの秘密は明日の
専門学校視察で明らかになります。
 
 
フィンランドの学校視察3日目を迎えました。
 
 
昨日までは*プレスクールと小学校を観てきましたが、
本日は中学校、高等学校を訪問しました。
 
フィンランド初等教育(小学校)は、7歳の8月から始まる。

 その前に6歳でPre school行く。Pre school とは小学校の準備段階で、

子供が小学校に通うための準備期間だ。Pre school が設置されるのは、

保育所または小学校の中で、小学校に通う予定の子供はまずここで

学校生活に慣れさせるという仕組みである。

 
本日の主な活動は
 
①中学校の授業観察(午前)
②高校の生徒との交流(午後)
③高校の先生との交流(午後)
 
昨日までの小学校は日本の小学校とは大きく異なり、
多くの発見や驚きがありました。
 
日本とは異なり、子どもの興味関心を大切にした
学習環境の中で育った小学生がどのようにして中学校・高校で
学びを深めているのかを比較し確かめるために行きました。
 
{5D7AD19D-224D-4575-8097-8097CD7E8E95}
 
率直な感想は、日本の中学校と似ている点が多いということです。
 
・授業は45分
・一斉授業形式
・宿題も出される
・机の配置
 
また、日本とは異なる点もありました。
 
・宗教の授業がある
・週の3分の2の授業がプロジェクト学習(4年程前からスタート)
・1クラスあたり20人程度
・習熟度が低い生徒は自分の意思で補習授業を受けることができる。
 
授業を観察してお昼ご飯を食べて中学校の隣にある高校に向かいました。
 
高校では先生方と交流会を行いました。
13人を4グループに分けて、先生1人を付けて50分程意見交換、
質問の時間を設けました。
 
{DB2FBDC1-76B2-4C6B-B3D0-7F42B1EECB4E}
*先生との座談会の様子
 
こちらのグループは、高校のカリキュラムについて質問を行なっています。
話している先生は中学校の先生の奥さんでした。(驚)

{B7AAE2EF-FCCC-452B-A4E9-1DFFB7AC4742}
*先生方も一生懸命に答えてくれています。
 
高校卒業後の進路や大学進学、高校卒業試験についても質問を行なっていました。

{DB40ABF5-28F0-45EB-ADD2-FA7780F2E23A}
 
あっという間の50分で、当初は30分の予定でしたが、
話が弾み高校の先生も時間を伸ばして話をしてくれました。
 
その後はすぐに中学校の進路ガイダンスの授業に参加しました。
 
45分の授業を交流の時間として貰いました。
そしてその中で自己紹介をして、将来について話を聞きました。
 
正直な感想は夢を持っている人が少ないという印象でした。
 
小学生で色々なことを体験的に学び、
職場体験も充実している環境中で
育っていても、明確にこれをしたいというのが
見つかっていない人が多いのが驚きでした。
 
フィンランドの生徒は一体どこで進路決定をするのか?
 
次は高校生との交流をするために再び高校に向かいました。
ここでも4グループに分けて、質問・交流の時間を設けました。
 
{2B2BB010-197B-42B6-B70C-E33483417241}
 
実際に受けてきたフィンランドの教育について聞いてみたり!

{44569FD9-8D20-4607-8E4D-A03968189503}
 
時に恋愛の話を持ちかけたり、、、(笑)

{4B0730E0-9C96-4C6F-9454-500A57D0C2D4}
 
教育制度や将来の進路について真剣な話をしたり。

{BC57C3F1-3F1E-4AF5-AA1F-BE907C32BC1D}
 
50分近くフィンランド普通科の高校に通う
高校生と交流を行いました。

{D0972A01-35B6-462E-A637-105B77DD63CE}
 
この高校生の子どもが同じ学校の先生の娘さんの親友のお姉さん
というまさかの繋がりがありました。

{D294C381-D178-4A32-BE43-A67FE1843F19}

最後は笑顔で写真撮影!!
 
今日は盛り沢山な1日でしたが
何とか全てをこなす事が出来ました。
 
 
多くの人に支えられてこの交流が出来ています。
 
 
この絆を更に更にこれから深めていけたらと思います。
 
 
それではへいへい!!

 

第1弾:フィンランドスタディーキャンプ4日目

最新の設備が整った幼稚園・小学校訪問
 
この日は学校現場視察2日目を迎えました。
 
{3175A78F-7536-45AC-B5B9-0999B132DCD2}
*放課後に起こる恐怖の体験
 
1日目では田舎の小学校と
モンテッソーリ教育を実践している学校を視察しました。
 
1日目の参加者の感想としてインプットの量が多くて
充実している意見を貰いました。
 
その一方でインプットが多い分アウトプットの時間が
もっと必要だなと感じました。
 
本日からは参加者同士のアウトプットの
時間を増やしていくことが目標にしました。
 
さて本日は、フィンランドで一番大規模な新聞に取り上げられた
昨年リニューアルしたプレスクールと小学校が一貫した学校を訪問しました。
 
{51E971B8-3C3E-439C-A9EA-EF7E60EC0ED8}
*教室の写真
 
この学校の特徴は大きく3つあります。
 
・子どもが学ぶ場所を、自分で選択できる環境、設備が整っている。
・新カリキュラムに対応し、プロジェクト学習を多く取り入れている。
・敢えて複式学級の形態を取っている。
 
昨日訪れた2つの学校とは特徴(強み)が異なる環境の中でどのような
教育実践が行われているのかを学んできました。
 
7時45分に無事に学校に到着しました。
毎回ギリギリで行動していますが、無事に全て間に合っています。
 
学校につくと校長先生からIisalmiの学校について説明を頂きました。
 
私たちは校長先生の話から新しい情報を得ることができました。
今Iisalmiには10校の小学校があり、近い将来6校の小学校に統廃合することが
昨日の行政の会議で決まりました。
 
これに関しては賛否両論があると思います。
 
どうやって日本でネガティブに捉えられている統廃合を世界最先端と
呼ばれるフィンランドの教育現場で可決に至ったのかも気になりました。
 
校長先生の話を終えて、
まずは小学6年生の児童による学校ツアーで1日が始まります。
 
{AA7F55E6-FC10-475F-8D42-4E0D5571B27A}
*ツアー後の記念撮影
 
6年生が3人という人数で14人の参加者を1度に
案内することはとても緊張したと思います。
 
最初は緊張した様子でしたが、30分経つと参加者と児童の間に
笑顔も沢山生まれていました。
 
ツアーを終えて次にプレスクールの授業を見学しました。
 
{322B53B0-645F-43BF-AA65-23C8369CFB54}
*プレスクールの教室
 
プレスクールという制度は日本に取り入れられておらず、
初めての制度に参加者もとても興味を持って参観していました。
 
プレスクールとは小学校に入学する前の
準備期間として6歳の子どもが1年間学校に通うように
義務付けられているものです。
 
ここで参加者の日本の幼稚園とプレスクールの違いで
気付いたことをシェアします。
 
・教材の充実
・日本の幼稚園と小学校の間に位置付けれるのでは?
・感覚器官を刺激する活動を行っている。
・子ども自身が教科書を自分で作っていくものになっている。
・1冊の教科書で算数や言語などを学ぶことが出来る。
・幼稚園では教科書を使って学ばないが、テキストを使って学ぶ時間もある。
 
そのまま授業観察を行い、プレスクールの子どもたちと森に
出かけました。本日の遊びは「丘からの雪ぞり」です。
 
 
子ども達に手を引っ張られ、何度も丘の上まで登り
滑っている参加者もいました。
学校で子どもとする冬のスポーツは癒されつつ、
いい経験が出来たのではないかと思います。
 
ここからは、小学生の授業観察に移ります。
本日行われていた印象に残った授業は次の4つです。
 
{96C69411-B3E2-4689-AB3D-6D7B66560024}
*近年取り入れられたプログラミング学習の様子
 
① 5.6年生の喫煙や薬物のリスクをグループでまとめる授業。
② 5.6年生の音楽をグループで作詞作曲を行う授業。
③ 5.6年生の自分で作りたいものを設定する技術家庭科の授業。
④ 3.4年生のロボットに記憶させて遊ぶプログラミング学習。
⑤ タブレットを用いて公文式で算数を学ぶ。
 
これらの学習に共通して言えることは、
授業全体が「アクティブラーニング」の体系を取っていることです。
 
「公教育をイチから考えよう」の中に
アクティブラーニングとは
「個別化、協同化、プロジェクト化の融合」
と書かれていました。
 
こちらもお勧めの1冊です!!

f:id:hamu-cute120:20180805105338j:plain

 
 
例えば①の授業では、子どもたちはペア作って
薬物のリスクについて学ぶのですが、
調べ学習は個別で行います。(個別化)
 
次に調べたことをon lineのワードにまとめていきます。
ここでは2人で同じ画面を共有して資料を作成します。(協同化)
 
また資料を作成する際にマインドマップを使い中身を広げ、
深めていきます。
 
最後にImovieを一緒に作成して、
クラス全体で調べたものを発表します。(プロジェクト化)
 
フィンランドでは、自分たちで1から学び、
「つくる」ことに重点に置いています。
 
 
この日は放課後のアクティブティとして
「寒中水泳」を実施しました。
 
{803E2937-E9A9-4CF8-A930-5DF1ED27E7C7}
*今から飛び込みます!
 
最初は数人の参加だと思われましたが、
12人の勇者が集まりました。
 
フィンランドでは冬に凍った湖に飛び込むアクティビティがあります。
 
「人生に1度は経験したい。」裏を返すと
「人生に1度でいい。」と思えるアクティビティです。
 
今日は気温が氷点下の環境の中での挑戦となりました。
何度も何度も葛藤の場面があったと思います。
 
最初に寒中水泳の動画を見た時。
参加希望者がホテルに集合する時。
実際に湖を初めて目の前にした時。
水着に着替えて湖を目の前にした時。
 
「無理でしょ。」誰もが最初は思う「寒中水泳」
飛び込む前は「バンジージャンプ」をする前のような気持ちになります。
 
全員で集合写真を撮り、気持ちを1つにしました。
 
{3971076E-DD04-4B20-BD76-C2633B44C122}
 
 
最初は男子が泳ぎ始めました。
次次と飛び込んでいく勇者たち。
女子も湖を目の前にして、「無理。」一度は諦めた時もありましたが、
最終的には全員が湖で泳ぎました。
 
{08B8DE7C-F766-4127-A864-CC235E34D436}
 
泳ぎ切った後の感想として
「なんでもできる気がする。」
「やってよかった。」
「この経験は1回でいいね。」
 
最高の経験が出来ました。
この日は寒中水泳の効果もあり、昨夜よりも元気でした。
 
後日談としてこれで風邪を引いた参加者も・・・
 
 
明日はフィンランドの中学校、高校を見学します。
 
 
それではヘイヘイ!!!

現地で学校現場との繋がりを増やすには?

学校現場との繋がりを増やすコツ

 

f:id:hamu-cute120:20180805000310j:plain

*Ouluの附属学校

今回のブログでは、フィンランドの学校現場との

繋がりを現地で増やす方法をご紹介していきます。

 

私は日本のIIPという仲介会社を使って入ることが出来ました。

下記のリンクにまとめてあります。

 

educationxfinland.hatenablog.com

 

さて、フィンランドの学校現場に留学するにあたり、

準備するべきことは2つです。

 

①受け入れてくれる学校現場を探す。

②受け入れ先の学校が決まれば、周辺でホームステイができる家庭を探す。

 

この2つが揃い、初めて長期滞在をすることができます。

 

さて、本日のブログでは、①と②が準備出来た人に向けて書いていきます。

 

1つの受け入れてくれる学校現場が見つかり、実際に学校現場を訪れて

しばらくすると必ず思うことがあります。私の場合は2週間で感じました。

 

「もっと色々な学校現場を見てみたい!!!」

 

こう思った時にできることは沢山あります。

 

①身の周りにいる先生に正直に思いを伝える。

②近隣の学校にメールを送る。

③先生の実家がある都市の学校現場を訪問する。

④附属学校・インターナショナルスクールと検索して、メールを送る。

教育学部のある大学に行き、教育学部生を探す。

自治体のHPから、学校のアドレスを調べてメールを送る。

 

私は、この手法を使って、6か月で30校以上の学校を周ることが出来ました。

正直1校滞在場所が決まると、そこからは繋がりで無限に広がっていきます。

 

フィンランドは「信頼」の文化です。

あなたの熱意と子どもたちにとって何かプラスの面があることを

メールの文面に入れて送信すると、比較的どの学校でも受け入れてくれます。

 

私達日本人の強みは、「日本の文化」を伝えられることです。

 

子どもたちは、日本文化の授業には興味深々で望んでくれます。

 


JAPAN - Where tradition meets the future

 

例えば、上記ような動画を見せて質問TIMEを取ると、質問が殺到します。

半分以上は本当の答えを知らない深い質問まで来ますので覚悟を!!!

 

現地で日本文化の授業に是非チャレンジしてみてください。

 

留意点として、訪問したい学校には、2週間程前にメールを送ることが大切です。

現地の先生も忙しい中受け入れて下さるので、感謝の気持ちは

必ず持っておくことが大切です。

 

もっと詳しく知りたい方は、コメントをお待ちしています。

 

ヘイヘイ!!!

第1弾:フィンランドスタディーキャンプ3日目

いよいよ初のフィンランドの学校現場視察!
 
いよいよ研修の一番の目玉である学校現場視察が始まりました。
参加者にとっては、ワクワクドキドキの発見の多い1日になるでしょう。
 
 
{DCEAAC7F-9E85-4DC7-81A1-34020D147670}
小学校の技術の授業の参観様子
 
美味しい朝食を食べ、タクシーで
研修先の田舎の小規模校に向かいました。
 
朝はタクシー会社のミスで、
14人で予約していたのに、大きいタクシーが
2台ではなく、小さなタクシーが2台来る
という小さなサプライズが起きました。
 
すぐに対応をしてくり、
定刻通り学校に着くことができました。
 
学校に着くと子どもたちが
正門の前に並んで待っていました。
 
子どもたちは、いつもと違う雰囲気に少し驚きつつも
13人もいる日本人に興味を示していました。
 
そして子どもたちが一斉に
「おはよう!!!!!」
と挨拶をしたので、参加者も驚いていました!
 
その国の言葉で挨拶をすることで
ウエルカムさを感じ、温かい気持ちになりました。
 
学校に入ると、職員室に手作りのお菓子が準備してありました。
また、先生方の動きや子どもたちの様子等からも
新鮮で明るい雰囲気を感じました。
 
最初のイベントは小学6年生による学校ツアーです。
 
{1B16F040-C9A5-49EE-A1FC-60217CDB3141}
英語で学校を案内する小学6年生

最初はとても緊張した様子を
見せていましたが、時間が経つにつれて
参加者と子どもたちの距離も縮まっていくのが伝わってきました。
 
学校の設備について一通り子ども達に
教えてもらい、いよいよ授業参観に移りました。
 
授業参観では参加者が自由に各クラスに行き、
各々がその日の目標に沿って参観を行いました。
 
{1C58B031-1192-4EBF-80CE-0257AC411787}

参加者によってその日の見る視点は異なりました。
 
例えば
 
・金曜日のワークショップに向けて生徒の実態を見る。
・担任の学級経営の中での働きかけを見る。
・日本とフィンランドを比較して、似ているところを探す。
・生徒目線で授業を聞く。
フィンランドの教育の大きな特徴とは何か。
 
実際にフィンランドの教育現場を視察して
新しい発見に驚く参加者も多くいました。
 
現場では、本では分からない本当のフィンランド式教育の現状を
見ることが出来ました。
 
・ICTが進んでおり、実際に授業の中で多く取り入れられている点。
・教材の中にはいろんな感覚刺激に訴えるものが含まれている。
・先生にゆとりがある。
・授業と休み時間のメリハリがある。
 
参加者によって多くの発見・見方があるました。
 
またお昼ご飯は学校給食を頂きました。
 
この日の給食はカレーでした。
思ったよりもおいしいご飯で子どもたちも参加者も
美味しいそうに食べていました。
 
休み時間は先生方と日本のお土産について語りながら、
交流をする時間もありました。
 
初めて八橋を食べたフィンランドの先生の感想は
『パスタ!!!』でした。
 
素敵な時間を過ごしました。
 
{ABDDC8B9-BAB7-4918-A12D-8EF62433E95D}
 
わずか3時間の滞在でしたが、
子どもたちの心を掴んでいる参加者もいました。
 
{35F4B23A-243F-4ED7-9C72-8ECD8EBFE4A2}
お別れの時の一枚
 
最初はシャイだったけど、時間を重ねるにつれて
心の距離は縮まっていました。
 
その後は、モンテッソーリ教育の実践を行っている
別の小学校を視察しました。
 
{5488DD82-C659-46DC-BF36-44A2E31E6784}
 
参加者の多くはモンテッソーリ教育について詳しく知らない人も多く
説明してくれた先生の教育への思いに圧倒される参加者もいました。
 
それだけ、現地の先生は自分の教育へのビジョンに自信や思いを持っており、
プロフェッショナルさを感じました。
 
こちらがモンテッソーリ教育の「遊び道具」です。
 
{7D3EF703-7909-433E-8346-F931E45F1ACC}
国の場所と国旗を学ぶ教材
{35E4CE7D-2FE4-44A8-9CCC-412A964439FF}
世界の国々ついて学ぶ教材
 
実際に授業を観察して、モンテッソーリ教育について
担任の先生と1時間半に渡り、質疑応答・議論を行いました。
 
{2D9C04F4-D849-46D7-8D52-8AC100621F15}
現地の先生と議論する様子
 
・先生の教育理念
モンテッソーリ教育で一番大切なこと
モンテッソーリ教育のカリキュラムについて
モンテッソーリ教育を受けたことそうでない子の違い
 
先生と参加者での真剣なディスカッションを
通してモンテッソーリ教育について理解を深め、
先生の教育への強い思いも感じました。
 
モンテッソリー教育で大切なことは
 
・先生と生徒がお互いにリスペクトする関係になること。
・自分で学ぶこと。
・自由に学ぶ分、責任を持てるようになること。
・「遊び」の中で学ぶこと。
・学びながら運動の刺激をすること。
 
新カリキュラムの目標と多くリンクしている
ことも新しく分かりました。
 
{79E9D131-5892-44BE-A44F-BFBE32DDE542}

こちらが新カリキュラムについて
視覚的に分かりやすくまとめられたものです。
 
これだけ多くの学びを得ることが出来たのは3時間の間、
私たちのために一生懸命に多くのことを丁寧に
教えてくださった担当の先生の熱い思いのおかげです。
感謝の想いで一杯になりました。
 
放課後は、世界一の読書量である町の図書館に見学に行きました。
 
{370C2743-69FA-476F-9E10-9F4E9E02CCC2}
 
多くは日本とは変わりませんが、異なる点もありました。
 
・ゲームをしている子ども、
・ゲームやボードゲームやCD、DVD、漫画がレンタルできること。
・リラックスして本を読める空間があること。
 
図書館に行きたいと思う仕掛けが多くありました。
 
様々な発見があった学校視察1日目を終えて、
一番大切な時間がリフレクションの時間です。
 
リフレクションの時間は1時間しかありませんが、
 
1.その日の目標
2.学んだこと
3.次にどう生かすのか?
 
この3点を1人3分でシェアを行います。
 
この時間だけでは語り足りないと思うぐらい
多くの新しい学びや気付きを得た1日になりました。
 
日に日に参加者同士の対話が増えていきます。
 
明日は新聞にも取り上げられた
新設の小学校を1日かけて見学を行います。
 
明日はどのような発見や学びがあるのかが楽しみです。
 
それではヘイヘイ。

第1弾:フィンランドスタディーキャンプ2日目

スタディキャンプ2日目は朝の5時起床!!!
 
あっという間に1日目を終えて2日目を終えました。
 
昨日の夜に
 
「明日の朝5時に元気な人を集めて
フィンランド世界遺産を見に行こう!」
 
と参加者に(疲れて誰も参加しないであろう)意見を提案してみました。
 
5時起きなので、少数の参加者と行くのかなと思っていましたが
蓋を開けてみると9人の勇者が集まりました。
 
{1477BEDA-8CB4-4D9B-ADA8-892D0A81319B}
世界遺産の島での撮影*現在朝7時
 
朝一番のフェリーに乗ると、北欧の冬を感じることが出来ます。
 
{5F573092-0E84-4E4C-98B7-CF8929C6E1EE}
 
2月は南のヘルシンキでも海は凍り始めています。
船が通ると、「ザクザク」と氷の上を走る音がします。
 
{35F4123D-8789-4C48-B066-2085DA2E3B1A}
 
更にフェリーが通ると氷がサイドに動いて、
船が遠った後は、氷が閉じていきます。
冬の季節だからこそ見られる氷の世界です。
 
世界遺産であるスオメリンナ島を
9人で占領して散策をしてきました。
 
島に着くと、東南アジア(ラオス、フィリピン)から来た人は
雪の存在に感動していました。
 
{C9C249B9-2A4E-46F9-A01A-95F9EDD586C1}
感動ダンスを踊っています。

{9D19A84F-908A-4C57-A246-448E465FAF64}
 
スオメリンナ島は島全体が要塞になっていて、
世界遺産には、800人の人が住んでいます。
スオメリンナから戻り、お腹を空かせてホテルの朝食を食べました。
 
ホテルの朝食のクオリティに大満足でした。
 
{13B5605F-55FD-4572-B975-B86F7983E279}
 
その後は1時間ヘルシンキ市内の観光を
全員でしました。
 
まずは、ウスペンスキー寺院に行きました。
 
ここは北欧で最大のロシア正教会で、
天井がとても高くとても綺麗でした。
 
{900E31DF-95FB-4AF9-8800-D62F2B58AF34}
 
次はヘルシンキ大聖堂に向かいました。
 
{876211BE-6FC0-48B8-8289-E6974B53A8AB}

最高の1枚です!
おじちゃんも一緒に😊
 
冬のヘルシンキ大聖堂は本当に美しく
参加者であるカメラマンの腕が光りました。
 
{B3B4D62E-E6E7-4606-99D5-551E11412BBF}
 
観光を終えて、5時間かけて
ヘルシンキからイーサルミまで
電車で向かいました。
 
電車の中では、チームごとに
ワークショップの打ち合わせを行いました。
これまでオンライン上のみ
打ち合わせをしていたので、
実際に直接会って行う最初の打ち合わせでした。
 
{FB979D3B-A36C-42D3-8932-D4F20D82FE41}
 
どちらのチームが仲がいいのか?😊

{D57276AD-059C-4FCE-92B7-2786527A4828}
 
全てのチームが日に日に授業のクオリティを高めてきています。
 
当日の子どもの楽しく学ぶ姿が目に浮かび、本番がとても楽しみです。
 
イーサルミについて、全員でピザ屋さんに行きました。
 
3グループに分けたのですが
ピザを2枚頼むチームも合ったり、
3枚頼むチームも合ったり、
5枚頼むチームもありました。
 
フィンランドは唯一ピザが安く、
思った1.5倍以上の大きさが出てきて驚いていました。
 
しかし味はとても美味しく、
お腹も満たされそのまま2時間以上も楽しく、
時にまじめな話もしました。
 
ホテルに戻り、いよいよこの仲間で初めての
リフレクションタイムを行いました。
 
{6E762A60-1C4B-4B7B-94D9-18A49E17467B}
本日は今後のリフレクションタイムの目的を再確認し、
時間の使い方について議論しました。
 
全員のオンとオフのスイッチの切り替わりが凄く、
この時間は全員が真剣に取り組みます。
 
全員が瞬時に意見を出し合い、目的を決めることが出来ました。
 
リフレクションタイムの目的は、
日々(現地)の学びを深化し、個人が持っている日本の教育の課題を深め、
最終的に実際に日本に活かすプランを立案することです。
 
更に、この12人の仲間がいる時間にしかできないことを
このリフレクション時間に取り組むことを大事にしていくことにしました。
 
リフレクションタイムの方向性も全員で決め、
参加者で作り上げていくスタキャンがいよいよ始まりました。
 
本当に教育に熱い、人が良い、一緒にいて楽しい参加者が
日本全国から集まりました。
 
明日からいよいよフィンランドの研修が始まります。
初めて見るフィンランドの教育現場。
 
1人1人が見る視点、教育の課題が異なるので
明日の現場視察後のリフレクションの時間が楽しみです。
 
それではヘイヘイ。

第1弾:フィンランドスタディーキャンプ1日目

いよいよBeyond school としての第1弾の
スタディキャンプが始まりました。
 
このキャンプのミッションは
 
「世界最先端の学校現場を体系的に訪問し、自身の教育課題に対する帰国後のアクションプランを立案すること。」
 
オンラインでの事前研修ぶりに、初めて参加者の人と直接お会いしました。
私自身も参加者も不安が少し表情からも見られます。
 
{88AE51E8-DEB5-4552-986D-86CDBB259FA7}
 
ヘルシンキのヴァンター空港にて初対面
 
『久しぶり!!本物がいる!!』
 
こんな会話が飛び交いました。
 
私自身もこのスタキャンの開催を不安もありながら、
「これからどんな8日間になるのか」というワクワク感が上回っていました。
 
1日目ということで、
 
「参加者同士が打ち解けること。」
 
が1つの目標でした。
 
最初のイベントは「ウエルカムパーティ」です。
 
{54027C74-A979-4989-ADCA-B2642207C2F9}

ステキな笑顔で『kippis!!!!』
 
「ウエルカムパーティ」では「Konstan Molja」に行きました。
 
ここでは、フィンランド名物のスモークサーモン、トナカイの肉等
多くのフィンランド料理をブッフェ形式で食べることが出来ます。
 
{648AD8D2-A4C9-4AFA-AD8D-080869763E57}
 
初めてのフィンランド
初めてのフィンランド料理。
初めて会う仲間。
 
何もかもが初めての中で、
お互いに遠慮する雰囲気があるのかなと思っていましたが、
パーティー始まった瞬間から参加者同士の対話が止まりませんでした。
 
また、本日はスペシャルゲストとして、
フィンランドの附属の高校で実際に留学している高校生も
パーティーに参加してくれました。
 
彼のフィンランドに留学を決めた目的、旅っぽに挑戦した目的を聞いて、
私を含めたこの場にいる全員に刺激を与えてくれました。
 
何より、彼の話はとても面白く、大学生顔負けの話しぶりでした。
 
また最終日の打ち上げでも彼が参加してくれることを皆さん楽しみに
していました。
 
さてフィンランド料理と聞いて、あまり美味しいイメージのない
フィンランド料理ですが、実際はどうだったでしょうか。
 
「うん。美味しい。」
「スモークサーモンが美味しい。」
「これは食べれる。」
「これはちょっと無理だな。」
 
料理によって意見は様々でしたが、全体として思った以上に「美味しい」
という感想でした。
 
このお店には素敵なおじいさんもいて、彼の写真が載っている本を
見せてくれ、雰囲気を和ませてくれました。
 
日本から10時間以上もかけてフィンランドに来て、
少し疲れも見えましたが、美味しいフィンランド料理を食べて
お腹も満たされたところで参加者の全員の自己紹介を行いました。
(ニックネームと参加目的等)
 
{D29FCB1E-1557-4F56-A57A-7D46B465C5B2}
 
12人もいると参加者の多様性がすごい!!!!
 
・フィリピンに1年間留学を終えてそのまま参加した人
ラオスに1年間留学してそのまま参加した人
・赤ちゃんの発達段階について研究をしている人
・来年から実際に教員になる人
・初めての海外の人
発達障害に興味のある人
・高校生の参加者。
・大学院生の参加者
・カナダ留学中にフィンランドに来た人
 
年齢や分野を超えてこれから色々な議論が行われるのが楽しみに
なったことと思います。
 
ご飯を食べて市電に乗ってホテルに向かい、最後はホテルに付いている
サウナに入りました。30分という短い時間でしたが、男子チームは十分でした。
サウナの中ではイタリアからきた男の人と語りました。
 
フィンランドのサウナは日本のサウナと少し違います。
自分で石に水をかけて温度を調節します。
 
私たちがちょびちょびかけていると、現地のおじいちゃんが
バケツを手に取り、沢山水をかけ始めました。
 
その勢いに圧倒させられながらも、自分たちの限界に挑戦しました。
 
 
この日は私の部屋では夜の4時まで語りました。
 
・今の日本の教育をよりよくするために何が必要なのか?
・英語教育について。
・社会科教育の在り方について。
・教育実習の話。
・主権者教育について。
・スポーツと教育について。
・海外の教育制度を日本の教育制度に取り入れた時のシュミレーション等
 
多くの話をしました。
 
 
更には参加者の声から
 
「この7日間で、参加者で何か日本に還元できるものを作り上げたい。」
 
こんな声も上がり、共感の声も上がりました。
 
明日からの7日間がどんな時間になるのか。
ワクワクが更に増した一日になりました。
 
明日からも参加者が主体となってこのスタキャンを作り上げていきます。
 
それではヘイヘイ!!!