フィンランドの学校に行こう!

フィンランドの教育を通して日本の教育を見つめ直す。

これからの時代を生きるために「仕事」そのものを問い直す

 

「そもそも仕事とは何か?」

 

まずはこちらの記事をチェック!!!

フィンランド人が大切にしている価値観や考えがまとめてあります。

私は昨年6ヶ月間フィンランドに留学して、教育への価値観も広がりましたが、

人生においての価値観も大きく広がりました。

私が感じたことを分かりやすくまとめているので、読んでみて下さい!!

 

headlines.yahoo.co.jp

 

私がこの本を読むきっかけになったのは、自分自身が今就職活動の真っ只中にいて、来年度からの進路選択を迫られているからです。大学生活の中では、「自分のしたい」を形にして、多くの人と繋がってきました。しかし、いざ就職となるとこれまで自分が大事にしてきたものを手放す覚悟が強いられている気がしました。

私は将来「小学校の教員」を志しています。今でもこの夢は持ち続けています。しかし、学校の先生というのは、今世間でも言われてるように、長時間労働で、なかなか自分の時間を持つことが難しいように感じます。更に、今の法律では、教員になると、他の職業を掛け持つことは現実的に難しく、もし営利を目的としないNPO団体であっても、本属長の許可が必要になるなど、原則教員以外の活動をすることが制限されているように感じ、ずっと違和感を覚えていました。

でも、この感覚というものは、教員以外の職業にでも当てはまるのではないかなと思っています。今でも日本には、大企業であればあるほど、終身雇用の文化があり、1つの職業を生涯働くことになります。

この本では、「仕事」というものを問い直すことで、自身のキャリアを考え直すきっかけになると思います。

 

「本当の仕事」の画像検索結果

 

タイトル:本当の仕事 自分に嘘をつかない生き方・働き方

著者:榎本 英剛

リンク:https://www.amazon.co.jp/本当の仕事-自分に嘘をつかない生き方・働き方-榎本-英剛/dp/4820719149

 

本書を読んで、3つの要点学びメモをまとめました。

 

①日本人は4つのメガネで仕事を見ている

ポイント

1. 仕事とは、「生計を立てるための手段」である
2. 仕事とは、「やりたくないことをやる」ことである
3. 仕事とは、「既存の職業に自分を合わせる」ことである
4. 仕事とは、「同時に一つしか持てない」ものである(No.27より引用)

学びメモ

 私は、今年度教員採用試験に採用されず、来年度からの進路に対してものすごく悩んでいました。選択肢としてあったのは 1)鹿児島県で臨時採用講師 2)フィンランドGTPの継続 3)沖永良部でフリースクールの立ち上げ 4)英会話講師の継続この中で最も一般的な意見は1)の鹿児島県で臨時採用講師をすることでした。

理由としては、ポイントの①④にあるように、仕事いうものは「生計を立てること」「一つしか持てない」という縛りがある考えに固執していたからです。しかし、最近は「パラレルキャリア」という言葉があるように、同時に複数の仕事を掛け持ちする考えた方もあります。

とは言っても1)「自分のしたい」ってそもそも何か?見つかったとしても2)「やりたい」ことで生計を立てるためにはどのようにしたらいいのか?まだまだ疑問は残ります。

 

② 「やりたいこと」を見つける

ポイント

1. 存在意義を探求する上で、最大のヒントとなるのは、

 「なぜだか分からないけど、これをやりたい」という純粋意欲であること。

2. 仕事とは「やりたくないことをやること」から「やりたいことをやる」時代へ

3. 横並び意識が強い日本の精神風土

4. 純粋意欲は世の中のニーズを映し出す鏡である。

学びメモ

「これからの時代は、AIが進歩していくことで、人間の仕事が奪われる」というネガティブな意見があるが、ポジティブに捉えると、私たちは、時間的なゆとりが生まれ「人間らしく」生きる時代が来るとも考えられる。そのような時代を本書では「ココロの時代」と呼んでいる。

私自身も、今年の2月に初めて、自分自身の「やりたいこと」を考えた時に、「自分が本当にやりたいこと」を見つけることの難しさを感じた。そこで、私自身が、自分の人生の軸を見つけるために行ったのが、以下のコーチングの「be→do→have」です。手順としては、最初に自分がどう在りたいのかを定め、次にそのためにどんな行動をするのかを具体的に考えます、すると結果として在りたい自分に近づくことができます。

 

③「やりたいこと」で生計を立てる

 

ポイント

1. 「どんな仕事をするのか?」よりも「なぜその仕事をするのか?」が重要

2. 一貫性のある、仕事のポートフォリオを持つことが、その人の人生の目的が伝わる

3. 「タクシージョブ」で自分のやりたい仕事に徐々にシフトチェンジ

 

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上記の図は、私がこれから歩んで行きたい人生を的確にまとめてくれていました。

私の来年度のキャリアは、上記の図の「2」と「3」に当てはまるものが多いです。もちろん学

校の先生だと、「1」です。ちなみに私が来年したいことは、「2」と「3」に当てはまります。

もし、仮に生きていくために必要な収入を「1」とすると、「2」だけでは食べていくことが難

しいです。しかし、「2」を複数持つことで、生計を立てる考え方や、時期によっては「7」を

しながら「3」を「2」から「1」に移行して、「7」を減らしていく考え方もあります。

学びメモ

いきなり、今の仕事を辞めて「やりたいこと」で生計を立てることは難しいです。しかし、複

数のキャリアを並行して行うことや、少しづつやりたいことにシフトしていく考え方は新鮮で

した。「仕事」は「人生」において、大部分を示すことになります。私は、フィンランドで留

学している時に、驚いたことは、「今の仕事が好きですか?」「今の仕事に満足しています

か?」という問いに対して、殆どの人が「好き」と答えてくれました。「好きでない」と答え

た人は、転職を考えていて、これから専門学校に通う人もいました。

「仕事=趣味」というのは、日本ではあまりない考え方です。「好きなことを仕事にしてい

く」これを来年1年間は挑戦していきたいと思いました。

 

こんな人にオススメ

 

1.  パラレルキャリアに興味がある

2. 「自分の好きなこと」を仕事にしていく生き方に興味がある

3.  自分の人生の軸を見つけたい